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「越年 Lovers」台湾の映画祭へ、峯田和伸は「ボーイズ・オン・ザ・ラン」ぶり参加

ナタリー

20/10/2(金) 20:00

「越年 Lovers」新場面写真

日本と台湾の合作映画「越年 Lovers」が、台湾の高雄映画祭で上映されることが決定。日本から、キャストの峯田和伸と橋本マナミが記者会見にリモート出席する。

岡本かの子の小説「越年 岡本かの子恋愛小説集」をもとにした本作。日本の山形、台湾の台北と彰化県の海辺の町、そしてマレーシアのクアラルンプールを舞台に、素直になれない恋心が描かれる。日本パートでは、峯田が主人公・寛一、橋本が寛一の幼なじみ・碧を演じた。台湾パートにはヤオ・アイニンが出演している。

10月16日から11月1日に開催される高雄映画祭。20年目にあたる今年は「時光幻遊(TIME VOYAGE)」をテーマに掲げており、3つの土地の恋人たちを描く本作が特別招待作品に選ばれた。10月17日に行われる記者会見には、台湾のキャストと監督が現地で登壇する。

映画祭への参加にあたり、峯田と橋本からコメントが到着。2010年に出演作「ボーイズ・オン・ザ・ラン」を携え同映画祭へ出席した峯田は「その時は本当に台湾の人からいろいろ歓迎を受けて、台北に住んでいる友人もわざわざ高雄まで観に来てくれて、それがすごく印象に残っています」と回想する。そして橋本は「日本人の奥ゆかしさみたいな…寛一と碧の、伝えたいんだけれどもどかしい思いが入り混じって、でも重なり合っていく様子がすごく純愛で素敵だと思います」と作品の魅力をアピールした。

またこのたび、新たな場面写真3枚も到着。寛一と碧がこたつで食事をともにするシーンや、カメラを持った碧の姿、そして山形の雪の中で寛一が車のハンドルを握る様子などが収められている。

グオ・チェンディが監督と脚本を担当した「越年 Lovers」は、12月18日に山形と宮城・仙台で先行公開。2021年早春に全国で封切られる。

峯田和伸 コメント

この度、高雄映画祭で上映されることになってすごく嬉しいです。僕は2010年に「ボーイズ・オン・ザ・ラン」(2009)という映画に出た時に、高雄映画祭に出席することができました。その時は本当に台湾の人からいろいろ歓迎を受けて、台北に住んでいる友人もわざわざ高雄まで観に来てくれて、それがすごく印象に残っています。この映画での役どころは、(寛一は)心に蓋をしたまま田舎を飛び出して東京に住んでいるんですけど、ある出来事が起こってまた田舎に帰ることになり、そこから凄い展開になっていくという。見どころは、僕の生まれ育った山形が舞台で、冬は雪が凄いところ。大雪で撮影があって、本当にもう指も凍りそうなくらい寒くて。でもその時の画は真っ白でとても綺麗だと思います。

橋本マナミ コメント

この度高雄映画祭で上映していただけることになり大変嬉しく思っています。台湾には数年前に母と一緒に旅行に行ったのですか、小籠包がすごくおいしくて。好きな場所は九ふん。すごく幻想的な場所で楽しかったのを覚えています。今回、寛一の幼馴染で碧という役をやらせていただいています。山形に残りながらも写真館で働き、山形の良いところを写真に撮ったり、町の人々を元気づけようと頑張っている純粋な女の子です。今回の映画の見どころは、日本人の奥ゆかしさみたいな…寛一と碧の、伝えたいんだけれどもどかしい思いが入り混じって、でも重なり合っていく様子がすごく純愛で素敵だと思います。みなさんも山形の大自然とともにこの映画のほっこりする温かさを感じていただけたらと思います。

※九ふんのふんはにんべんに九が正式表記

(c)2019映画「越年」パートナーズ

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