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葉月つばさ、清純×過激グラビアで表現する個性とは? 1st写真集『RED ZONE』の挑戦

リアルサウンド

20/9/22(火) 12:28

 体当たりで臨んだ渾身の一冊。8月31日に発売されたグラビアアイドル・葉月つばさの1st写真集『RED ZONE』は、等身大の葉月つばさの魅力が詰まった魅惑の作品となっている。素朴なルックスと過激なグラビア。彼女の見せる独特なグラビア表現が存分に発揮されており、本作で見せる肉体は、これまでの集大成とも言えるほど素晴らしい仕上がりと言えるだろう。

清純と過激の狭間で見せる、飾らない等身大の個性

 葉月つばさは青森県出身の22歳。2017年12月に発売した1stDVD『ピュア・スマイル』はデビュー作ながら「DMM.com月間ランキング」で1位を獲得し、「グラビア・オブ・ザ・イヤー2019」では優秀賞を受賞した人気グラビアアイドルだ。幼さをのぞかせる顔に黒髪のストレートボブ。清純派で素朴な見た目にも関わらず、前述したデビュー作から、かなり過激な水着姿を披露している。当初は分からないなりに「グラビアってこういうものなんだなぁ」と過激な水着を引き受けたというものの、素朴なルックスと露出の多さのアンバランスさが彼女の魅力のひとつとなっていることは間違いない。

 そして、一躍注目を集めたのが2019年8月3日に放送された『ゴッドタン』への出演。「第3次グラビアブームの主役候補」の第1位に選出された葉月つばさは、美少女感溢れる笑顔を振り撒くも、際どい発言と独特の喋り方で出演者たちを驚かせ、大きな爪痕を残した。なかでも「成人向け漫画が好き」という趣味の暴露は、今や葉月つばさを語るうえで欠かせないものとなっており、現在、同人誌・電子書籍のダウンロードサイト「DLsite」で、月2本の成人向け漫画のレビューを投稿している。

 また、グラビアにも成人向け漫画好きが活きており、どこかコミカルなポージングは、セクシーかつキャッチーで、所謂「萌え要素」が感じられる。元々は清純派イメージのためにも、成人向け漫画の話をしないよう言われていたそうだが、好きなことを赤裸々に語ることが、彼女の魅力に大きく紐づいたことは事実。模範としてはなかなかないディープな個性ではあるものの、等身大の葉月つばさとして大きな意味を為すものとなっているのだ。

 また、端正なルックスも魅力だ。5作目のイメージDVDでは『すっぴん』と題して全編すっぴんを披露したこともあるほど、薄化粧でも十分な透明感を放っている。デビューから3年経とうとする今もなおその透明感は健在で、ときに王道に、ときに危険なグラビアを見せ続けてくれている。

 露出の多さ、ディープな趣味、素で可愛いルックス。全てにおいて飾り過ぎないところが葉月つばさの最大の武器だろう。それは、グラビアアイドルとして誇れる自分でありたい、自分らしい作品を残したいという強い覚悟の表れでもあると取れる気がする。

独特の世界観、葉月つばさの『RED ZONE』に魅了される

 そんな清純派美少女・葉月つばさが魅せる1st写真集『RED ZONE』。本作では自身初の挑戦として、冒頭からラストシーンまで、惜しみなく大胆に裸身が写されている。主なる舞台は旅館。畳の上やお風呂場で、柔軟な体を活かしてあらゆるポーズをとる。あどけない童顔フェイスゆえに背徳感もあるけれど、ときに満足げな表情が垣間見えて、その表情は、グラビアアイドル「葉月つばさ」としての活動に全力を投じてきたことの達成感を得た表情のようにも見える。

 カメラマンは『SCHOOLGIRL COMPLEX』や『少女礼讃』など、少女たちを記号的に撮り続けている青山裕企。ストレートに見えて独特な切り抜き方のポートレートが特徴的な青山裕企が撮る葉月つばさは、素朴な可愛らしさを前面に出しつつも、愉快なまでにフェティシズムを感じさせる。彼女の王道さと危険さの両面を多角的にも真っ直ぐ捉えており、『RED ZONE』のタイトルに相応しい魅惑のカットが満載で、非常に見応えのある写真集となっている。

    本作は、純粋に可愛いルックスと美しい裸身を楽しめる写真集でもあるけれど、葉月つばさという一人の女の子の等身大を強く感じられる作品でもある。他人から良く見られたいという思いは誰しもが抱きがちであり、そのために誇張して自分を表現することもあると思う。それは決してダメなことではないけれど、好きなものを好きだと言い、自分らしさを活かすことで生まれる個性の美しさを、葉月つばさは自身のグラビアを持って体現しているように感じるし、それこそが彼女特有の魅力であると言えるだろう。

   ぜひとも一度、素朴で過激な葉月つばさの『RED ZONE』に立ち入ってみてほしい。清々しいほどの美しさに、きっと魅了されるはずだ。

■とり
日々グラビアに勇気と希望をもらって生きており、 グラビアを熱くドラマチックに語るのが趣味。 読んだ後に心が豊かになるような文章を心がけています。 好物はカレーとサーモンです。Twitter:@seikatsu_torinote

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