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全米の“ドーナツ王”のドキュメンタリー公開、製作総指揮はリドリー・スコット

ナタリー

「ドーナツキング」ポスタービジュアル

「ブレードランナー」のリドリー・スコットが製作総指揮を務めたドキュメンタリー映画「ドーナツキング」が、11月12日に公開される。

本作は、全米の“ドーナツ王”と呼ばれた男に焦点を当てたもの。アメリカに渡り、ドーナツ店経営で2000万ドル(日本円で約22億円)の資産を手にしたカンボジア系アメリカ人テッド・ノイの人生に迫る。また映画内では、カンボジア内戦や難民問題、大手チェーン店と個人経営店の最新ドーナツ市場事情まで明らかに。新人のアリス・グーが監督を務めた。

公開決定にあたりスコットのコメントも到着。製作総指揮を務めた理由を「テッド・ノイのような複雑なキャラクターに心惹かれるからです。彼は、何もないところから出発しビジネスの手腕と家族全員の勤勉さで、アメリカンドリームを成し遂げた人物。この作品は、我々が生きるこの時代に重要な意味を持つ映画と言えます。難民がチャンスを得たとき、何が起こるのかをこの映画は示してくれる。今こそ、この物語が語られるべき重要な時期なのです」と話した。

「ドーナツキング」は東京・新宿武蔵野館ほか全国で順次ロードショー。

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