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避暑地が舞台の映画「あなたにふさわしい」、監督に影響を与えた作品とは

ナタリー

20/5/31(日) 10:00

宝隼也

「あなたにふさわしい」より、監督の宝隼也のインタビューコメントが公開された。

本作は1つの別荘をシェアした2組の夫婦が離婚の危機に直面する5日間を描いた群像劇。夫に不満を持つ専業主婦の飯塚美希とその夫・由則、由則の仕事のパートナーである林多香子と、彼女の夫・充、そして訳ありの野鳥カメラマンを巻き込んだ5人を中心に物語は進む。

ウディ・アレン「夫たち、妻たち」、ロマン・ポランスキー「おとなのけんか」など、2組の夫婦とその人間関係を描いた映画に影響を受けているという宝。「基本的にはいつも人の関係性の映画を作りたいと思っています。その中で最初はバカンス映画のようなものを作りたいと思っていました。男女数人が数日間どこかへ行き、限られた時間の中でいざこざが起こる、というようなものです」と着想を明かす。

撮影はほとんどのシーンが避暑地・軽井沢で行われた。音楽面では「オルエットの方へ」「アデュー・フィリピーヌ」といったバカンス映画で知られるフランスの映画監督ジャック・ロジエに影響を受けているという。宝は「避暑地を描く映画ならまず参考にしようと、打ち合わせでジャック・ロジエの名前を挙げました。ラストのほうの音楽は、その要素が残っていると思います」と語る。

ブランドネーム開発の仕事をしながら、担当する商品にとって“ふさわしい”名前を探している由則。宝はタイトルにも含まれる「ふさわしい」という言葉を用いて、「この映画で言いたいことでもある『ふさわしい』ということは、『変化させられる』ということでしょうか。ふさわしいということに凝り固まらずに、その時々の最善の状態を見つけていくことが、人間関係でも重要だと思っています」と本作のテーマに触れた。

「あなたにふさわしい」は、6月12日より東京・UPLINK吉祥寺ほか全国で順次ロードショー。

(c)Shunya Takara

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