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Netflix『ミッドナイト・スカイ』、ジョージ・クルーニーが「監督・製作でも関わりたい」と逆オファー

ぴあ

20/12/30(水) 12:00

Netflix 映画『ミッドナイト・スカイ』撮影風景

ジョージ・クルーニーが監督・製作・主演を務めるNetflix映画『ミッドナイト・スカイ』が、12月23日より独占配信されている。この度、当初は主演俳優としてだけオファーされていたクルーニーが「監督・製作でも関わりたくなってNetflixへ逆オファーをした」と語り、Netflixに逆オファーをしていたことが分かった。

“滅亡の危機に瀕した地球”と“広大な宇宙”を舞台に描く本作で、クルーニーが演じるのは、ある理由から北極に残り続ける孤独な科学者オーガスティン。地球に取り残された謎の少女と出会い、不思議な共同生活を始めることになった彼は、地球の惨状を知らずに地球へ戻ろうとする宇宙船クルーのサリーらの存在を知り、交信を通じて帰還を止めるべく奔走する。

『オーシャンズ』シリーズや『ゼロ・グラビティ』など数々の大作に出演し、『シリアナ』でアカデミー賞助演男優賞を受賞し、監督を務めた『グッドナイト&グッドラック』ではアカデミー賞監督賞にノミネートされ、俳優としても監督としても、実力を兼ね備えたクルーニー。彼は本作について、「脚本を読んだら次々とアイデアが湧いてきて、主演だけではなく監督もやらせてもらいたくなってNetflixにアプローチしたんだ。それほどまでに魅力的だったよ」と語り、自らNetflixに直談判するほど、意欲的に取り組んだことを打ち明けている。

さらにクルーニーは、「宇宙や地球を舞台にした作品は、スティーブン・ソダーバーグ監督やアルフォンソ・キュアロン監督とそれぞれ1本ずつ作っていたから、どんな風に作ればいいかのヒントは自分の中にあったんだ。だけどなかなか製作することが難しいから、ずっと作ってみたいと思っていたよ」と、これまでの経験から、自身でも宇宙を舞台にした作品を作ることに憧れていたことを告白。

クルーニーは、ソダーバーグ監督の『ソラリス』では宇宙ステーションで未知の存在と対峙する役で主演を務め、キュアロン監督の『ゼロ・グラビティ』では宇宙空間に放り出され、地球への帰還を目指す宇宙飛行士の役を演じてきた。これまでの経験を活かして本作で表現したかったことについては、「終末の世界と宇宙を舞台にした壮大な物語により没入してもらえるよう、少しでも違和感を覚えた箇所は都度修正するほど慎重に進めたよ。さらに人間の内面も掘り下げた、繊細な人間ドラマも描きたいと思ったんだ」と、クルーニーならではの“宇宙を舞台にした映画”を目指したことを明かした。

クルーニーと20年以上ともに歩んできたプロデューサーのグラント・ヘスロヴも「彼の出すアイデアはバラエティに富んでいたから、撮影を進める中で変更を行っても、どれも素晴らしい結果になったよ」と、クルーニーの監督としての手腕を絶賛した。

Netflix 映画『ミッドナイト・スカイ』
12月23日より独占配信中

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