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木村達成&小野賢章らが出演、白井晃演出でミュージカル「ジャック・ザ・リッパー」日本版上演

ナタリー

上段左から木村達成、小野賢章、加藤和樹、中段左から松下優也、堂珍嘉邦、田代万里生、下段左からMay'n、エリアンナ。

ミュージカル「ジャック・ザ・リッパー」が今秋、東京と大阪で上演される。

「ジャック・ザ・リッパー」は19世紀末にイギリス・ロンドンで起きた猟奇連続殺人事件をモチーフに、チェコで創作されたミュージカル。2009年には韓国で独自のアレンジが施された作品が誕生し、今回はその日本版が上演される。

舞台は1888年のロンドン。刑事アンダーソンは娼婦だけを狙う殺人鬼“ジャック・ザ・リッパー”を追っていた。マスコミを排除し、非公開で捜査を進めようとするアンダーソンだったが、弱みにつけ込まれ、ロンドンタイムズ紙の記者モンローとの情報提供の取引に応じることに。4度目の殺人現場でアンダーソンは、外科医ダニエルに「犯人を知っている」と告げられて……。

今回、白井晃が演出を担う。純真なエリートで、次第に闇へと堕ちていく外科医ダニエルを木村達成と小野賢章がWキャストで演じる。また、加藤和樹が刑事アンダーソンと、連続殺人鬼の通称“切り裂きジャック”役を回替わりで務め、加藤とのWキャストでアンダーソン役に松下優也、ジャック役にCHEMISTRYの堂珍嘉邦が名を連ねた。

May'nはダニエルとの愛から悲劇を生んでしまう娼婦のグロリア役で、エリアンナはアンダーソンと想いがすれ違う娼婦ポリー役で出演。そして田代万里生が貪欲に事件を追う新聞記者モンローに扮する。

白井は「韓流ミュージカルのヒット作を、日本版として再創造できることに喜びを感じています」と心境をあらわにし、木村と小野はそれぞれ、「日本版の初演という事でとてもプレッシャーを感じておりますが皆様応援よろしくお願いします!」「僕自身は今、楽しみと緊張が入り混じった状態です。つまり早く稽古がしたい! 世界観にどっぷり浸かって行きたいと思います」と思いを語った。

公演は9月に東京・日生劇場で、10月上旬に大阪・フェニーチェ堺 大ホールで上演される。詳細は続報を待とう。

白井晃コメント

韓流ミュージカルのヒット作を、日本版として再創造できることに喜びを感じています。19世紀ロンドンで起こった猟奇事件は、私たちの心の中にある闇を浮き彫りにするかのようです。その部分に光を当てることで、改めて人の本質とは何かを考えさせてくれます。今回のカンパニーに参集したキャスト・スタッフとともに、新しい「ジャック・ザ・リッパー」が生まれるべく全力を尽くしたいと思います。

木村達成コメント

ダニエルのような、罪を犯してしまうほどの愛を、ぼくはまだ知らないように思います。

白井晃さんのもと、共演者、スタッフの皆さまと共に粉骨砕身取り組み、豊かな作品を創りたいと思います。また、日本版の初演という事でとてもプレッシャーを感じておりますが皆様応援よろしくお願いします!

小野賢章コメント

世界的に有名な未解決事件の犯人“ジャック・ザ・リッパー”。未だ謎の多いこの事件を基にしたミュージカル、その日本人キャストとして選んでいただきとても光栄です。僕自身は今、楽しみと緊張が入り混じった状態です。つまり早く稽古がしたい! 世界観にどっぷり浸かって行きたいと思います。そして、無事に初日を迎えられるよう頑張ります。劇場でお会いしましょう!

加藤和樹コメント

韓国でこの作品を観て、その世界観、音楽、芝居に圧倒されたと同時に、この作品を日本版でやりたい!と強く思いました。素晴らしいキャスト、そして演出は自分にとっての演劇の師である白井晃さん。今回、僕はアンダーソンと切り裂きジャックの2役を演じます。

対の存在である2役を演じるのは簡単なことではありませんが、白井さんのもと、どこまでも挑戦していきたいと思っています。ミュージカル「ジャック・ザ・リッパー」ご期待ください。

松下優也コメント

今回のお話を頂いた時、面白そうだと思い、すぐに出演を決めました。

アンダーソンという役を全力で全うし、素敵なキャストの皆さんと共に

最高の「ジャック・ザ・リッパー」をお届け出来るよう頑張ります!

堂珍嘉邦コメント

この秋、日本演出版、日本人キャストとして初演する「ジャック・ザ・リッパー」

今回“ジャック”というヒールキャラクターを演じる事にワクワクしています。19世紀末に英国ロンドンで実存した怪事件が“ミステリーミュージカル”として、白井晃さん演出により、どんなストーリー展開になるのか? ぼく自身がどんな表現に挑戦出来るのか? “狂気”を演じる事にゾクゾクしています。是非劇場でご覧ください。

田代万里生コメント

この物語のキーパーソン。常にカメラをぶらさげ、刑事アンダーソンの秘密を握り彼を追いつめながらも、危険な取引をして殺人事件の真実究明と自己の名声の為にどんな手段も厭わない、ロンドンタイムズ紙の新聞記者・モンローを演じます。犯人を紙面で「ジャック・ザ・リッパー」と初めて名付けた人物。自らこの物語全体を大きく動かし、さらには個人的にはこれまで全く演じたことがないタイプの【くせ者キャラクター】。日本人キャストによる今回の歴史的初演を、どうぞお見逃しなく!

ミュージカル「ジャック・ザ・リッパー」

2021年9月
東京都 日生劇場

2021年10月上旬
大阪府 フェニーチェ堺 大ホール

作曲:Vaso Patejdl
作詞:Eduard Krecmar
脚本:Ivan Hejna
演出:白井晃
翻訳:石川樹里
訳詞:高橋亜子
音楽監督:島健

キャスト

ダニエル:木村達成、小野賢章
アンダーソン:加藤和樹、松下優也
ジャック:加藤和樹、堂珍嘉邦
グロリア:May'n
ポリー:エリアンナ
モンロー:田代万里生

朝隈濯朗、天野勝仁、伊佐旺起、石井雅登、齋藤桐人、常川藍里、水野栄治、りんたろう / 碓井菜央、岡本華奈、熊澤沙穂、香月彩里、菅谷真理恵、ダンドイ舞莉花、永石千尋、橋本由希子

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