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『透明人間』本編映像公開 エリザベス・モスを怒り爆発で追いかける束縛彼氏の姿が

リアルサウンド

20/7/1(水) 13:00

 ユニバーサルのクラシック・キャラクターにインスパイアされた映画『透明人間』の本編映像が公開された。

参考:『セッション』から『ハッピー・デス・デイ』まで “早い、安い、美味い”ジェイソン・ブラムの仕事

 本作は、『ゲット・アウト』『アス』などの製作でハリウッドのホラー映画を牽引するブラムハウス・プロダクションズと、『ソウ』シリーズの生みの親で、監督・脚本・製作総指揮を務めたリー・ワネルがタッグを組んだ恐怖映画。『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』でゴールデングローブ賞主演女優賞、エミー賞主演女優賞を受賞したエリザベス・モスが主演を務める。

 富豪で天才科学者エイドリアンの束縛された関係から逃げることのできないセシリア(エリザベス・モス)は、ある真夜中、計画的に脱出を図る。悲しみに暮れたエイドリアン(オリヴァー・ジャクソン=コーエン)は手首を切って自殺をし、莫大な財産の一部を彼女に残した。セシリアは彼の死を疑っていた。偶然とは思えない不可解な出来事が重なり、それはやがて、彼女の命の危険を伴う脅威となって迫る。セシリアは「見えない何か」に襲われていること証明しようとするが、徐々に正気を失っていく。

 公開された映像では、彼氏の束縛に耐えかねた主人公セシリアが、妹の車で逃げ出すが見つかってしまうさまが切り取られれている。ある真夜中、エイドリアンが眠る隙を見計らいセシリアは抜け出すが、運悪く防犯装置が作動してしまいエイドリアンは目覚めてしまう。

 逃げ込んだ森の先から、助けを呼んでいた妹のエミリーの車が現れ、急いで乗り込む場面が切り取られた。姉であるセシリアの異常な焦りに心配をかけるエミリー(ハリエット・ダイアー)だが、そうこうしているうちに森の暗闇からエイドリアンが猛ダッシュで現れ、車に突撃するかの勢いで「ドアを開けろ!!!」と車体を殴っては怒鳴り散らし、さらにはサイドガラスを素手で叩き割り、セシリアに掴みかかる。エイドリアンの異常すぎる行動と、どうしてもセシリアを連れ戻したい強い執念に、透明人間誕生のきっかけをも予感させる。

 ワネル監督は、「現代の社会では、成功を収めれば評価され、賞賛を得る。エイドリアンというキャラクターを使って描きたかったのは、ナルシシズムとソシオパシー(反社会病質)が人を成功へと導くという点だ。セシリアが自分に逆らって逃げ出すなんて、エイドリアンにとっては耐えられない。彼にはセシリアを支配したいという病的な欲求があり、それこそが彼を突き動かしている。セシリアを苦しめ、彼女が狂気へと陥る様子を目の当たりにして満足しているんだ……」と、徹底したエイドリアンの異常な人物像について語っている。(リアルサウンド編集部)

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