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上村聡史演出の“約束の血4部作”第3弾「森 フォレ」に成河・瀧本美織ら

ナタリー

「森 フォレ」の出演者。

7月に東京・世田谷パブリックシアターで上演される「森 フォレ」の出演者が決定した。

このたび出演が明らかになったのは、成河、瀧本美織、栗田桃子、前田亜季、岡本玲、松岡依都美、亀田佳明、小柳友、大鷹明良、岡本健一、麻実れいの11名。出演者たちは作中で40人の登場人物を演じ分ける。

本作は、レバノン出身の劇作家ワジディ・ムワワドによる“約束の血4部作”を、上村聡史が演出するシリーズの最新作。これまで本シリーズでは、2014年と2017年に「炎 アンサンディ」、2018年に「岸 リトラル」が、東京・シアタートラムで上演されてきた。第3弾となる今回は、ムワワドが2006年に書いた戯曲「森 フォレ」が立ち上げられる。劇中では、母の死をきっかけに、自身のルーツをたどることになる少女の物語が展開する。

上演に向けた意気込みを、上村は「これまでの『炎 アンサンディ』『岸 リトラル』を共に創りあげた心強いスタッフ・キャストと、今回が初参加になるキャストとの刺激的かつ鮮度ある組み合わせで、本シリーズの集大成となるべく醍醐味に、どうぞご期待ください」とコメントした。公演スケジュールやチケット情報の詳細は続報を待とう。

上村聡史コメント

再びワジディの台詞に出会えることを大変嬉しく、改めて、想像力というものが、いかに人生にとってかけがえのない産物かということを思わせてくれる氏の世界観に、表現の可能性を感じ、演出できる喜びを噛みしめています。

いつもながらの、個人の小文字の物語と歴史の大文字の物語が交差する作劇は、深遠な想像を喚起することはさることながら、今作は、前2作の中東をイメージした舞台設定から、ヨーロッパへと舞台を移します。時間軸も、産業革命後の資本社会が台頭する1870年から、第一次・第二次世界大戦という戦争の世紀を潜り抜けて、閉塞感漂う神なき現代までの約150年が描かれます。とりわけ、「森 フォレ」は“女性の身体”が重要なキーワードとなっていて、愛や憎しみ、不安や渇望といった普遍的な感情が、脳、血、顎、腹、肌、性器、心臓といった身体のパーツへと反映され、それら身体の神秘と可能性が物語を大きく突き動かしていきます。その純然たる身体と感情の迸りを、“約束の継承”とも言うべきテーマへと繋げ、熱量と詩的な奥行きを感じる、歴史と個人の一大叙事詩として、今の時代に仕立てたいと思います。

これまでの「炎 アンサンディ」「岸 リトラル」を共に創りあげた心強いスタッフ・キャストと、今回が初参加になるキャストとの刺激的かつ鮮度ある組み合わせで、本シリーズの集大成となるべく醍醐味に、どうぞご期待ください。

「森 フォレ」

2021年7月
東京都 世田谷パブリックシアター

作:ワジディ・ムワワド
翻訳:藤井慎太郎
演出:上村聡史
出演:成河、瀧本美織 / 栗田桃子、前田亜季、岡本玲、松岡依都美 / 亀田佳明、小柳友、大鷹明良 / 岡本健一、麻実れい

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