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“ハマのメリーさん”の真実に迫る、ドキュメンタリーがリバイバル上映

ナタリー

20/9/20(日) 21:32

「ヨコハマメリー」

ドキュメンタリー「ヨコハマメリー」のリバイバル上映が、10月より神奈川・東京の劇場で行われる。

本作は、顔を白く塗り、ドレス姿でかつて横浜の街角に立っていた女性“ハマのメリーさん”を題材としたドキュメンタリー。永登元次郎、五大路子、杉山義法、清水節子、広岡敬一、団鬼六、山崎洋子、大野慶人、福寿祁久雄、松葉好市、森日出夫らメリーさんや横浜にゆかりのある人物の言葉を通して、1995年冬に忽然として姿を消した彼女の真実に迫る。

2005年に完成、翌2006年春に公開され、このたびリバイバル上映が行われる本作。監督の中村高寛は「彼女がどこから来て、どこへ消えていったのか? 誰も知らない。それが面白くて、私は映画を撮り始めた」と制作の経緯を明かし、「映画の中の景色は殆どが消え去って『メリーさん』を知っている人たちも少なくなった」「あのインスタ映えする容姿、風貌をみて、ちょっとでも引っかかったのならば、ぜひ観にきてほしい。SNSなどではお目にかかれない、貴重な映画体験になるかもしれない」と思いをつづった。

「ヨコハマメリー」は10月3日から神奈川・横浜シネマリン、10月17日よりシネマ・ジャック&ベティで上映。東京・UPLINK渋谷では10月9日よりスクリーンにかけられる。

中村高寛 コメント

メリーさんがヨコハマから去って、今年で25年が過ぎた。
全身真っ白の老女、まさに都市伝説に出てくるような人で、街の有名人だった。
しかし、彼女がどこから来て、どこへ消えていったのか? 誰も知らない。
それが面白くて、私は映画を撮り始めた。
そして2005年に完成(公開は2006年)すると、多くの観客が劇場に詰めかけ、予想外の反響があった。あの「メリーさんは何だったのか?」を知りたかったのかもしれない。
それから15年が経った。主な舞台となった伊勢佐木町を歩いても、映画の中の景色は殆どが消え去って「メリーさん」を知っている人たちも少なくなった。
メリーさんが去った年に生まれた子が、25歳になるのだから当然のことで「メリーさんって誰? 何?」という反応ばかり……。
でもあのインスタ映えする容姿、風貌をみて、ちょっとでも引っかかったのならば、ぜひ観にきてほしい。SNSなどではお目にかかれない、貴重な映画体験になるかもしれない。

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