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田中圭「それこそ『ジョーカー』と一緒」 『哀愁しんでれら』クランアップ後に行われたインタビュー映像が公開

ぴあ

21/1/28(木) 18:00

『哀愁しんでれら』 (c) 2021 『 哀愁 しんでれら 』 製作委員会

映画『哀愁しんでれら』が2月5日(金)に公開される。この度、本作のクランクアップ時に撮影された田中圭のインタビュー映像が公開された。

一晩で怒涛の不幸にあい、すべてを失ってしまった平凡な主人公・小春(土屋太鳳)。人生を諦めようとしていた彼女だったが、8歳の娘・ヒカリ(COCO)を男手ひとつで育てる開業医・大悟(田中圭)と出会い、優しく裕福で王子様のような彼に惹かれていく。そして彼の娘とも仲良くなり、プロポーズを受け入れ、不幸のどん底から一気に幸せの頂点へ駆け上がった。まさにシンデレラとなった彼女は夫と娘と共に幸せな家庭を築いていこうと決意し新婚生活を始めるのだが、その先には想像もできない毎日が待っていた……。



公開された映像のなかで「すごい面白い脚本だと素直に思いましたし、向き合い甲斐のある役だと思いました」と語る田中。劇中で主人公の小春が運命的な出会いを果たす開業医・泉澤大悟役を演じている。いわばシンデレラにおける「王子様」的な役回り。

しかし、そんな本作の王子様には変わった一面があるらしい。「なんかもうちょっと変わり者だったり、サイコパスだったりとか、そういうところを押し出していった方が良いのかなと思って、(脚本を)読んでいたんですけど、現場に入って、監督の話とかイメージとか聞いていると『あ、多分そうじゃないんだな』って。比較的ナチュラルにやっているつもりなんですけど、まあ、変なところも確実にあるし」。

見どころについては「起きていることって、結末に向けてバッドエンドというか、どんどんどんどん悪い方向に進んでいく話なんですけど。でも実はすごい良い方向に進んでいたかもしれない話で。じゃあ、なぜ悪い方向に進んでいったんだろうってひとつひとつ考えていった時に、実は正解がないんですよね」と語る。

さらに「その場その場でその人ができる最善の選択であったりとか、逆に“そうするしかなかった”っていう選択だったりとか、誰が悪いわけでもないんだけど。ただただ人生のいろんな選択の中で最善を選んできていたはずなのに、ゴールがそこに行き着いてしまっていることの人間の弱い部分や脆い部分とか、そういうのがすごい面白いと思っていて」と力説。さらに「それこそ『ジョーカー』と一緒だなと僕思ったんで。小春ってジョーカーみたいなもんだなと」と続けた。

2019年に製作されたアメリカ映画『ジョーカー』を引き合いに出して独自の解釈を語った田中だが、最後には「なんだかんだ言いましたけど好きに観てください」と観客にメッセージを送った。本作の鑑賞後にもう1度この映像を思い出し、コメントの意味についても考えてみてはいかがだろうか。

『哀愁しんでれら』
2月5日(金)全国公開

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