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ジョジョ・ラビット

20/1/16(木)

第二次世界大戦終了間際のドイツを舞台に、ナチスに憧れる10歳の少年ジョジョの眼を通して描かれるちょっとコメディタッチの映画。冒頭で、ヒトラーの登場に熱狂する女たちの映像にビートルズの『抱きしめたい』のドイツ語版がかかってビックリするが(ポール・マッカートニーには許可をとったらしい)、他にもトム・ウェイツやデヴィッド・ボウイなどの曲が効果的に使われている。行方不明の父と亡くなった姉という欠落を、母との絆でうめようとするジョジョ。アーリア人ながらユダヤの人々を救おうとする母親をスカーレット・ヨハンソンが好演している。コメディと謳っている割にはあまり笑えなかったが、少年と母の物語としては心に迫るものがあった。監督のタイカ・ワイティティがジョジョの妄想で現れるヒトラーを演じている。しかし何といってもジョジョ役のローマン・グリフィン・デイビスがすごい。この映画が初めてとは思えないほどの演技力で感心した。なかなか、お薦めです。

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