「宇宙でいちばんあかるい屋根」で主演を務める清原果耶が歌う主題歌「今とあの頃の僕ら」のMVが公開された。

野中ともその同名小説を「新聞記者」の藤井道人が映画化した本作。清原演じる悩める14歳の中学生・大石つばめと、謎の老女・星ばあが過ごすひと夏が描かれる。9月2日に発売される清原の1stシングル「今とあの頃の僕ら」では、カップリングを含む全3曲をCoccoがプロデュースした。

MVの監督は、映画と同じく藤井が担当。本作の5年後という設定で、大学生となったつばめが生まれ育った町に戻り、“あの頃”に思いを馳せる様子が切り取られている。また、映画と同じロケ地で撮影された撮り下ろし映像と映画本編が交互に映し出される。なおCDの初回限定盤には、MVのメイキング映像を収録したDVDが付属する。

MVの撮影を振り返り、清原は「『つばめ』のあの頃をなぞる様に進んでいった撮影でした。映画の本編で訪れたロケ地には懐かしい、だけではない空気が流れていて去年の夏のクランクインから1年。長いようで短い時間が過ぎてしまったことに、心寂しさを覚えました」と述懐。藤井は「清原果耶さんの『今』を切り取ることができて光栄です」とコメントした。

桃井かおり、伊藤健太郎、水野美紀、山中崇、醍醐虎汰朗も出演した「宇宙でいちばんあかるい屋根」は、9月4日に全国で公開。

清原果耶 コメント

「つばめ」のあの頃をなぞる様に進んでいった撮影でした。
映画の本編で訪れたロケ地には懐かしい、だけではない空気が流れていて
去年の夏のクランクインから1年。長いようで短い時間が過ぎてしまったことに、心寂しさを覚えました。
映画でもご一緒させて頂いた藤井監督やスタッフの皆さまのお力をお借りして、丁寧に紡いだ大切な作品です。
映画と合わせて、お楽しみ頂ければと思います。

藤井道人 コメント

清原果耶さんの「今」を切り取ることができて光栄です。
本作は映画「宇宙でいちばんあかるい屋根」の5年後の世界を描いています。
映画だけではなく、MVという形でまた再び、映画の主人公である「つばめ」を描けたことも、
僕にとっては貴重な体験でした。
誰かにとっての大切な思い出に、そっと寄り添える作品になっていると思います。映画を観た後にも是非ご覧下さい。

(c)2020『宇宙でいちばんあかるい屋根』製作委員会