Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

「全国学生オンライン演劇祭」決勝の模様がオンライン劇場「ZA」で生配信 87作品の中から勝ち残った5チームが激突

ぴあ

21/3/23(火) 14:39

「全国学生オンライン演劇祭」

劇団ノーミーツが3月28日(日)、オンライン劇場「ZA」にて「全国学生オンライン演劇祭」の決勝を生配信する。

劇団ノーミーツはコロナ禍に旗揚げしたフルリモート劇団。今回の「全国学生オンライン演劇祭」とは、新型コロナウイルスの影響で中止となった様々な学校行事を仲間で結束し、共に創る楽しさを学べる大切な青春の1コマだと捉え、それを学生たちに経験してもらおう、という趣旨で立ち上げられた。

87作品・総上演時間1500分を超える多種多様な作品のなかから、今回決勝に進出したのは「劇団地方民」の『なりひとの成人式』、「on-line 自宅部」の『死神』、「法政大学I部演劇研究会」の『インタビュー』、「NEW SPROUTS」の『今日は誰かの最後』、「劇団ふむふむ」の『ふむふむ家電カスタマーセンター』の5チーム・5作品。

決勝に先立って3月21日に行われた抽選会ライブでは5チームが初めて一同に介し、それぞれがの決勝の舞台へ向かう意気込みを語っている。

今回の演劇祭のために結成した大学生チーム「劇団地方民」はメンバーのひとりが4年生であることから、「最後に大きな花火をあげたい」という想いで結成。全員が地方出身であるという背景も生かした作品を制作しており「いつも通りしっかりと楽しみたい」と笑顔を見せた。

岐阜県で活動する高校生チーム「on-line自宅部」は、コロナ禍に立ち上がった劇団で、活動の集大成として挑戦。「喉から手が出るほど優勝したい。そして、たくさんの行事が無くなった人たちが月曜日から頑張ろうと思ってもらえる公演にできたら」とした。「年間6回の公演が無くなった」と話す「法政大学Ⅰ部演劇研究会」は「演劇祭のツイートを見つけた時に神様が挑戦しろって言っているのかと思った」と再び舞台に立てる喜びを表す。

今回最年少の中学生チームとして登場した「NEW SPROUTS」は、普段ミュージカルを行うメンバーが結成したチーム。「若さと元気さは誰にも負けない。優勝めざして頑張ります」と宣言。「みんなでまだ何かをやりたいと思っていたところに見つけて、すぐに挑戦した」と話す大学生チームの「劇団ふむふむ」は、1画面にひとりの役者が登場し、他のメンバーは音声のみで登場するという新たな演出を行うことを明言。「飽きさせない工夫をしているのでお楽しみに。爪痕を残して帰ります!」と語った。

上演順は「法政大学Ⅰ部演劇研究会」「on-line自宅部」「劇団地方民」「NEW SPROUTS」「劇団ふむふむ」と決定。また過去の劇団ノーミーツ作品で活躍したYouTuberで女優のめがね(渡邉みな)、女優の夏海、舞台俳優の鍛治本大樹、劇団ノーミーツのオツハタが応援で駆けつけ、来たる3月28日の決勝生配信に向けての熱気が高まっていた。

そして当日の配信では劇作家の平田オリザが登壇するトークセッションの開催が決定。『これからの演劇がどうなっていくのか?』をテーマに、劇団ノーミーツメンバーとオンライン演劇に見る新たな可能性について議論する。平田自身も「これは演劇なのか? いや、たしかに演劇だ」というギリギリの境界線上の作品を期待したいと思います」とコメントしている。

■配信情報
「全国学生オンライン演劇祭」決勝
3月28日(日)オンライン劇場「ZA」にて生配信

アプリで読む