「ロード・オブ・ザ・リング」の姉妹編となる長編アニメ「The Lord of the Rings: The War of the Rohirrim（原題）」の製作が明らかに。「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」シリーズや「ULTRAMAN」で知られる神山健治が監督を務める。

J・R・R・トールキンの小説「指輪物語」をピーター・ジャクソンが映画化した「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ。同3部作を手がけたニューライン・シネマがワーナー・ブラザース・アニメーションと組み、オリジナル長編アニメを制作する。

「The Lord of the Rings: The War of the Rohirrim」では、ヘルム峡谷の要塞にまつわる知られざる物語が展開。中つ国の伝説の人物にしてローハン国の強大な王ヘルム・ハンマーハンドの人生とその血塗られた時代が描かれる。「ダーククリスタル: エイジ・オブ・レジスタンス」のジェフリー・アディスとウィル・マシューズが脚本を担当。「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズの脚本家の1人でアカデミー賞も受賞したフィリッパ・ボウエンがコンサルタントとして参加する。アニメーション制作を担当するのはSola Entertainment。

ニューライン・シネマとワーナー・ブラザース・ピクチャーズ・グループは共同で「ニューラインは、J・R・R・トールキンが創造した素晴らしい世界に深い愛着があります。ワーナー・ブラザース・アニメーションの皆様と一緒に再び中つ国の世界へ戻るチャンスを得られたのは夢のような話です」と声明を発表。さらに「ヘルム峡谷は、映画史上最大級の戦いの舞台となったことでファンに知られていますが、これを手がけた多くのクリエイティブスタッフと素晴らしい監督である神山健治氏の指揮のもと、新しい視点から切り取った歴史をお届けできることに大変興奮しています。世界中の観客が、一大叙事詩である中つ国の歴史の豊かさを新たな方法で堪能できるに違いありません」と述べている。

現在は声優のキャスティングを実施中とのこと。日本公開は未定だが、ワーナー・ブラザーズ・ピクチャーズが全世界で配給する予定だ。