Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

「ソワレ」村上虹郎が語るテアトル新宿への思い、芋生悠は“暗い”撮影回想

ナタリー

20/8/29(土) 14:19

「ソワレ」公開記念の挨拶の様子。左から外山文治、芋生悠、村上虹郎。

「ソワレ」の公開記念舞台挨拶が本日8月29日に東京・テアトル新宿で行われ、キャストの村上虹郎、芋生悠、監督を務めた外山文治が登壇した。

俳優を目指しながらも詐欺で食い扶持を稼ぐ翔太と高齢者施設で働くタカラの切ない逃避行を描いた本作。村上が翔太、芋生がタカラを演じた。俳優の豊原功補、小泉今日子らが立ち上げた新世界合同会社による第1回プロデュース作品となる。

村上はコロナ禍をふまえ「こんなご時世だからこそ、映画館に来ていただけて本当に感謝しています」と挨拶。芋生も「皆さんの前に立ててお会いできるのがうれしい」と公開を迎えた喜びを明かす。劇中で夏祭りに関する描写があることから、唯一浴衣姿で登壇した芋生は「今年、初の浴衣なのでウキウキしています。タカラとはまったく違う感じのかっこいい浴衣。祭りに行けなくても、着るだけで気分が上がります」と語った。

映画はおよそ1カ月にわたり、和歌山にてオールロケーション撮影された。外山は「日本は狭いですから、映画はいろんなところで撮影されてる。見たことあるような景色って多いんですけど、和歌山には撮られてない景色がたくさんあった。宝の山を見つけたようで、スタッフも大喜びでした。どこを撮っても画になるのでワクワクしながら撮影してました」と振り返る。

芋生は、和歌山の滞在中にどこにも出かけなかったそうで「撮休が1日だけあったんです。でもその前日がハードなシーンの撮影で、心が滅入っちゃってホテルから出られなかった。カーテンも閉めて暗い部屋の中で過ごしてました(笑)」と回想。村上は「タカラは無理だよね」とその行動に理解を示しつつ、“タカラとの2人の世界”になる逃避行が始まる以前の撮影では、比較的リラックスして過ごしたそう。「同じ劇団員チームとラーメン食べたり、おじいちゃんおばあちゃんに発声練習の仕方を教えたり、人狼ゲームをしたり」と続けると、芋生は「うらやましかったです。人狼ゲームやりたかった」と羨望のまなざし。村上は「後半がより苦しくなるのはわかってたので、撮影の最初の1週間は楽しんでやろう!と思ってましたね」と明かした。

印象に残っているシーンとして、「学生の頃の記憶があまりない」というタカラに翔太が「誰かの心には残ってるんちゃう」と反応する何気ない会話を挙げた芋生。「さりげないシーンではあるんですけど、役者としても誰か1人でも記憶に残る人でありたいと思っているので、スッと私の中に残ってます」とその理由を語る。また村上は翔太とタカラが過ごす空き家に2人の影が浮かび上がるシーンを挙げ、「実はすごいアナログな方法で撮られてます」とコメント。外山は「CGを使えば造作もないこと。でも手作りでやりたかった。影とお二人の芝居のタイミングを計算して撮影してます」と打ち明けた。

最後に、芋生は「本当に自分にとって大切な作品。これからずっと愛される映画であってほしいと思ってますので、皆さんの感想を聞きたいし、たくさんの人にお薦めしていただければと思っています」と挨拶。テアトル新宿が映画人として初めて表舞台に立った場所である村上は「それから、ほとんど年1回は立たせていただいてる。最近、ミニシアターが大変な状況をよく耳にして。悲しいな、寂しいなと感じる日々。僕らって映画以外の仕事もしないとなかなか食べていけない。でも、こうして戻ってきて、こうやって皆さんの前で挨拶できる未来がずっと続けばいいなと思ってます」と映画館への思いを述べ、イベントを締めくくった。

「ソワレ」は全国で順次ロードショー。

(c) 2020ソワレフィルムパートナーズ

新着エッセイ

新着クリエイター人生

水先案内

アプリで読む