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マット・デイモン×クリスチャン・ベイル『フォードvsフェラーリ』 名優ふたりの演技もレースのようにヒートアップ!?

ぴあ

「フォードvsフェラーリ」 (C)2019 Twentieth Century Fox Film Corporation

『フォードvsフェラーリ』で描かれるのは、1960年代のモータースポーツ界だ。その頂点に君臨し、ル・マン24時間耐久レース6連覇の絶対王者でもあるイタリアのフェラーリに対し、アメリカのフォード・モーター社のフォード会長は、代表同士の衝突をきっかけに、王者の座を奪い取ることを決意する。

主人公は、マット・デイモンが演じる、元レーサーのカーデザイナー、キャロル・シェルビー。彼はフォードから、フェラーリに勝てるレースカー開発を依頼される。しかし、当時のフェラーリとフォードの差は歴然。どう考えても無謀な計画に思える。

だが、シェルビーにはまだレーサーとしての熱い心が残っていた。途方もない依頼を引き受けてしまったシェルビーは、次のル・マンまでは90日しかないという状況で、勝利のために破天荒なイギリス人ドライバー、ケン・マイルズをチームに加え、改良テストを重ねることで最高のマシンを作ろうとする。そのマイルズを演じるのが、クリスチャン・ベイルだ。

マイルズのストレートすぎる物言いは、フォード社の上層部の反感を買うことになってしまう。勝利を目指すシェルビーは、マイルズと会社の間に立ち、なんとか彼をつなぎとめるように奮闘。いつしかシェルビーとマイルズは熱い友情で結ばれていく。

破天荒なことをなしとげるには、破天荒な改革をするしかない。そして、破天荒な試みを助けるには、細心のサポートが必要になる。シェルビーとマイルズの役割は異なるが、共通するのは、レースへの熱い想いだ。

役柄では助け合う関係だが、デイモンとベイルは、ハリウッドきっての演技派スターである。果たしてどちらが、より“アツい”男を表現できるのか。レース界で強力なライバルが競うからこそ発展するように、デイモンとベイルのぶつかり合いによって、さらにヒートアップした彼らの演技に要注目だ。

『フォードvsフェラーリ』
1月10日(金)全国公開

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