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ロミオとジュリエット

20/3/10(火)

『ロミオとジュリエット』 (C)Bradley Waller

酷評に沸いた『キャッツ』だが(自分はかなり楽しんで二度観てしまったが)、白猫ヴィクトリアの人間離れしたダンスが素晴らしかったことは、どんなアンチも否定できないのではないか。ヴィクトリアを演じていたのは英国ロイヤル・バレエでプリンシパルを務めるフランチェスカ・ヘイワード。『キャッツ』ではCGで白猫の姿になっていたが、生の彼女の魅力が存分に味わえるのが映画『ロミオとジュリエット』だ。 タイトルの通り、物語は幾度となく映像化されてきた“ロミジュリ”。普通の映画と違うのは、1965年に初演されたバレエ公演を、16世紀のヴェローナを再現したロケーションやセットを使って劇映画として撮影していること。口に出して言うセリフはひとつもなく、すべての感情が踊りで表現される、圧倒的に美しい95分間。何よりジュリエットを演じるヘイワードの、文字通り宙を舞う軽やかで美しい一挙手一投足から目が離せない奇跡の瞬間のオンパレード。 筆者は初日の劇場に駆け込んで観たのだが、どうやらほとんどの劇場で1週間しか上映しない模様。きっとバレエファンにはいまさらなのでしょうが、フランチェスカ・ヘイワードという才能を発見するためにも強くお勧めいたします!

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