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写真集「悪い男」永山瑛太、松坂桃李、斎藤工が蜷川実花との撮影振り返る

ナタリー

20/1/31(金) 12:36

「悪い男」より、松坂桃李。(撮影:蜷川実花)

蜷川実花が男性著名人を撮影した写真集「悪い男」が2月12日に発売。このたび同書に登場する永山瑛太、松坂桃李、斎藤工からコメントが到着した。

本書は雑誌Oggiの同名連載を書籍化したもの。「もしも中村倫也が仲のよい同期社員だったら」「もしもひとりで訪れた水族館で、たまたま隣に立っていたのが菅田将暉だったら」「もしも長谷川博己が親戚だったら」などの設定で撮り下ろされた写真と、出演者のインタビューが収録される。中村、菅田、長谷川のほか、坂口健太郎、佐々木蔵之介、千葉雄大、福士蒼汰、成田凌、中村倫也、片寄涼太らが参加した。

このたび、Oggiの連載で直近の3号に登場した参加者からコメントが到着。1月から名字付きの名前に改名した永山は、撮影を終えて「今回すごく面白いと思えたのは『悪い男』というテーマだ。僕が考える『悪い男』を蜷川さんに写真として伝えてもらう。なんて楽しい遊戯なんだろう」と語る。そして松坂は「1カット目、いちばん最初のシャッターを切る瞬間はとても緊張しました。『はじめまして』は勢いで乗り切れる部分があるかもしないけれど、8年経って『変わらないね』じゃ、まずいじゃないですか」と、斎藤は「こちらが説明をしなくても、被写体の、その現場に来るまでの前後までくみ取って見えてしまう、というところは、実花さんのすごい才能のひとつだと思っています」と話した。

また写真集の発売を記念し、収録写真の一部が観られるフォトギャラリーを開催。2月8日から17日にかけて、東京・HMV & BOOKS SHIBUYAにて実施される。

「悪い男」発売記念フォトギャラリー

2020年2月8日(土)~17日(月)東京都 HMV & BOOKS SHIBUYA 6階ポップアップスペース
開場時間 10:00~22:00

永山瑛太 コメント

蜷川実花さんとは、この「悪い男」の撮影の前に他の雑誌で10年越しに再会したばかり。こんなに近い間に撮影が続くのは、今が“そういう時期”なんだ、ということを思わずにはいられなかった。ふだんから、蜷川さんのいろんな作品、ご活躍、お仕事を拝見する際に、蜷川さんがそのときどういうことを考えているかを垣間見る。そういうところで、ちょうど今、面白いことが一緒にできるんじゃないかと。今回すごく面白いと思えたのは「悪い男」というテーマだ。僕が考える「悪い男」を蜷川さんに写真として伝えてもらう。なんて楽しい遊戯なんだろう。

松坂桃李 コメント

蜷川実花さんと初めてお会いしたのは約8年前。知り合って随分と経ちますが、撮影していただいたのは今回の「悪い男」を含めてたった2回だけなんです。「すごくお久しぶり!」という感じはしませんでしたが、1カット目、いちばん最初のシャッターを切る瞬間はとても緊張しました。「はじめまして」は勢いで乗り切れる部分があるかもしないけれど、8年経って「変わらないね」じゃ、まずいじゃないですか。会わない間に容姿はもちろん考え方も変わっているし、それが現れているかもしれない。感性の鋭い蜷川さんには、そうやって抱いている不安を見透かされているかも、と、思って焦ったり。そんなことをひっくるめて、大変緊張した8年越しの1カット目でした。蜷川さんにはどう映っているのかな。

斎藤工 コメント

今回の撮影は“一緒に朝食を食べている”という設定でしたが、実は以前、実花さんと僕は「こういうことをしてみたら化学反応が起きるかもね?」と、本当に実践していた時期があったんです。クリエイター同士の試みとして始めたことではあったのですが、そこで見た実花さんがスピーディにお子さんや僕に朝食を作っている姿「母、蜷川実花の現実」を、そのとき僕はとても素敵だと思っていました。実花さんの現場は「よーいスタート」というわかりやすい区切りがなく、日常と撮影本番の“非日常”の境があまりない。なめらかなグラデーションなんです。だから、その現場の設定と日常の自分を限りなく近づけておかないといけない。いつ撮られても嘘がないようにしないといけない。こちらが説明をしなくても、被写体の、その現場に来るまでの前後までくみ取って見えてしまう、というところは、実花さんのすごい才能のひとつだと思っています。この連載も、そんな実花さんだからこそ捉えている、僕の姿が映っているかもしれません。

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