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小池美波×渡邉理佐×原田葵が語る、欅坂46の歩み “0番”に立ったあの日を振り返る

リアルサウンド

20/9/6(日) 12:00

 公開延期となっていた欅坂46初のドキュメンタリー映画『僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46』が9月4日から劇場公開中だ。

 2015年に結成され、翌2016年にデビューを果たした欅坂46は、デビュー1年目で紅白歌合戦出場、そして全国で大規模アリーナツアーや異例のロックフェス参戦、3年半で東京ドーム公演にたどり着いた。本作では、メンバーたちがこれまでの活動を振り返って、その想いを語ったインタビュー、そして公の場には一切出ることのなかった記録映像が綴られる。

 公開延期以降、3月に一度は完成した映画本編は、活動自粛を余儀なくされていたメンバーへのリモートインタビューや、無観客配信ライブ『KEYAKIZAKA46 Live Online,but with YOU!』の舞台裏を追加し再編集。デビューから最新の姿まで、5年間の集大成が収められている。

 リアルサウンド映画部では、欅坂46の小池美波、原田葵、渡邉理佐にインタビュー。本作で描かれる2期生の加入、原田の復帰、今年1月に脱退した平手友梨奈への思い、そして欅坂46のセンターというポジションについて語ってもらった。なお、このインタビューはグループの改名が発表される前、映画本編が一旦完成した3月に行った。【インタビューの最後にサイン入りチェキプレゼントあり】 

2期生加入と原田葵の復帰で変わったチームの空気

ーー本作では、デビューから平手さんの脱退までが描かれていきますが、その中でも欅坂46の大きな変化として、2018年の暮れに2期生が加入しています。新体制になって時間が経ちますが、グループの大きな変化があったのではないでしょうか?

小池美波(以下、小池):1期生だけのときは、お互いに目標を作って、それぞれ個々で頑張ってはいたんですが、やっぱりグループで活動するときに、仲間意識が強くてお互いに競い合うというのがなくなりかけていた部分もあったなと思っていて。2期生が入ってくれたことで、改めてもっとこうしなくちゃいけないんだなってことに気付かされたり、簡単に追い抜かれてはいけない存在だなと思うようになって、闘争心が出てきました。良い刺激を与えてくれている存在です。

渡邉理佐(以下、渡邉):2期生が入る前までは、グループの勢いがちょっと落ちてきているんじゃないかなというのを感じていて。もっと知ってもらえるようにするにはどうすればいいかなと考えたときに、やっぱり変化がないと何も進まないんじゃないのかなとは思っていたので。2期生が加入してきてくれたことは、私たちにとっても、グループにとっても、すごくプラスな方向にいくと感じていたので、入ってきてくれたことはすごく嬉しかったです。

原田葵(以下、原田):2期生の子たちが入ってきてくれたとき、私はちょうどいなかったので、そのときのことは分からないんですけど、私が戻ってから、一緒にレッスンや振り入れをしていると、物覚えがよくて、何事も吸収がすごく早くて。一緒に撮影や取材を受けるときも、いろんなことを考えているのを聞いて、こういうことをやりたいと思ってるんだなと知ったり、そういう姿を見ると、自分自身もやっぱり甘えていられないなと思いました。もっといろんな実力をつけて、追い抜かされないようにじゃないけど、頑張らないといけないなって。個々でそういう考えが生まれて、頑張ることで、グループにもきっといいことが生まれると思うので、グループ全体の雰囲気も良くなっていると思います。

ーー学業専念のため2018年5月から活動休止していた原田さんは2019年に『欅共和国2019』でグループに復帰しましたが、当時、1年2カ月ぶりの活動はどんな思いでしたか?

原田:メンバーの何人かとはちょいちょい連絡もとっていたんですけど、やっぱり1年も全く会ってないと、どうだったかあまり覚えてなくて。グループの雰囲気も変わってるだろうし、メンバーも大人になったりしているのかなと考えたりして、最初はちょっと怖かったですね。

ーー戻ってきたとき、グループの雰囲気はどうでしたか?

原田:あたたかく迎え入れてくれて、優しいところも変わってなくて、すごく嬉しかったです。安心しました。

ーー原田さんが戻ってきて、小池さんと渡邉さんはどんなお気持ちでした?

小池:葵はグループの中で妹キャラのところもあるし、みんながいじりたくなるようなかわいいところもあるメンバーなので、葵が戻ってきてくれたことでグループの雰囲気も明るくなりました。葵自身もいい意味で全然変わっていなかったので、私もとても嬉しかったです。

渡邉:自分が知らない間にグループがいろいろと進んでたりとかもあるのと思うので、きっと戻りづらかったという気持ちもあったと思うんですけど、そんな中で葵が戻ってきてくれたので、グループの雰囲気もより明るくなったなというのは私も感じました。葵の今までの人柄が変わっていなくて安心したので、私たちも1年空いた感覚がなく、ほどほどにいじったり、変わらずに接することができました。

原田:嬉しいです、こういう機会じゃないと復帰してどう思ったのとかも自分からそんな聞けない話なので、照れます(笑)。でもみんなが優しく迎え入れてくれて、声を掛けてくれて。忘れていることとか、私がいなかったときの曲のダンスの振りも、フーちゃん(齋藤冬優花)が「分からなかったらメンバーに聞くのが1番だから、分からないことは聞いてね」と言ってくれたり、私が分かんないなってぼーっとしていると声をかけてくれたメンバーがいたりしてくれたおかげで戻れたので、とても感謝しています。

欅坂46のセンターに立って、気づいたこと

ーー映画では、歴代のツアーの様子が描かれていて、メンバーの皆さんが平手さんの代わりにセンターを務めるときの葛藤が映し出されるシーンがとても印象的でした。当時を振り返ってみて、自分がセンターでパフォーマンスしたときの心境はどうでしたか?

小池:ほかのポジションもそれぞれ意味があって、みんなが考えながらそのポジションに立っているんですけど、平手のポジションに立たせていただいたときに、その0番だけはちょっと違う感覚がありました。いろんなプレッシャーもあって、私自身がいらないことばかり考えてしまって。平手がどう思っていたかは分かりませんが、私がその番号に立っていいのかなとまず思ってしまいました。平手はいろんなプレッシャーとか、いろんな思いを感じながらこの場所に立っていたのかなって思うと、なんで今までそこに気付いてあげられなかったんだろうっていうのもすごく考えました。初めは、平手と同じにしなくちゃいけないのかなと思ったんですけど、そうすると平手が戻りづらくなるのかなと考えたりして。自分でも全く正解が分かりませんでしたが、初めて自分とグループとメンバーと向き合って、考えるきっかけにもなった、大事な機会だったと思っています。

渡邉:私もセンターをやらせていただくまでは、どういう気持ちでやっているのかを全く考えたこともなくて。考えようと思っても、きっとそれ以上に背負っているものが平手にはあるんだろうなということぐらいしか分からなかったです。どういう感覚なのか、本当に一切想像がつかなかったんですけど、いざ自分が任せていただいてパフォーマンスをしたときに、すごく孤独を感じて。センターが主人公として表現している振り付けが多かったりするので、その中ですごく“自分って独りなのかな”と思ってしまったり。実際には全くそんなことないんです。けど、パフォーマンスをしていると、そういう風に考えてしまって、不安が募っていくというか。経験するまでは、全く感じなかったり、思わなかった感情だったので、平手がこういう気持ちで1stシングルから今までやってきてくれたんだなと思うと、見方が変わりました。自分が気づいてなかった部分に気づかされた瞬間でした。

ーー原田さんは、欅坂46のセンターというポジションについてどう考えていましたか?

原田:欅坂の曲は主人公がいて他がいるから、どうしても“孤独な僕”っていう振りになりがちで、今更になってしまいますが、やっぱり1stシングルからカップリング曲も含め、ずっとてっちゃんがセンターをやってきてくれて。きっとその曲をパフォーマンスすることによって、いろんな感情とか考えていたことがあると思うのに、自分自身、ちょっとどうしたらいいのか分からなくて、あまり声をかけたり気を遣ったりできなかったです。無力だったと思うし、やっぱりもっと何か自分にできたことはなかったのかなって思ってしまいます。

ーー映画では、欅坂46の壮絶さがフィーチャーされていきますが、印象に残っている平手さんとの楽しかった思い出を教えてください。

渡邉:私は一緒に遊園地に遊びに行ったときとかに、普段グループにいるときとはまた違った雰囲気というか、ちょっと息抜きしている平手を見られたのがとても新鮮でした。一緒に過ごしたそういう時間もすごく思い出に残っています。

小池:初期の頃なんですけど、上京組で集まって、大きなマシュマロを焼いて他愛もない話をして盛り上がったのをすごく覚えています。それぞれおやつとかマシュマロを買ってきて、みんなでたくさん焼いて、「めちゃくちゃ焦げてるね」とか「上手だね」と言い合いながら食べたのが楽しかったです。

原田:みんなでテーマパークに行ったのもいい思い出です。けど、1番最初の『FNS歌謡祭』(フジテレビ系)で、時間制限があったから、私とてっちゃんの2人だけ中学生だったので最後に出られなくて、袖から見て「悲しいね」って言っていたのが、懐かしいです。

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■公開情報
『僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46』
全国公開中
企画:秋元康
監督:高橋栄樹
製作:今野義雄、大田圭二、秋元伸介、安齋尚志
エグゼクティブプロデューサー:上田太地
企画協力:石原真、磯野久美子
プロデューサー:澁澤匡哉、上野裕平、竹下孝
協力プロデューサー:江原慎太郎
制作:VISUALNOTES
製作:Seed & Flower、東宝、Y&N Brothers、NHKエンタープライズ
配給:東宝映像事業部
(c)2020「僕たちの嘘と真実 DOCUMENTARY of 欅坂 46」製作委員会
公式サイト:2020-keyakizaka.jp

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