Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

ぴあ

いま、最高の一本に出会える

スタメンKiDS、寸劇も披露した2ndワンマンライブ グループの世界観示すパフォーマンスに

リアルサウンド

19/12/4(水) 19:00

 EBiDAN発の小中学生ユニットであるスタメンKiDSが、『スタメンKiDS 2nd ワンマンライブ ~STARMEN THE WORLD~』を12月1日、AKIBAカルチャーズ劇場にて行った。スタメンKiDSは2015年のお披露目以降、2017年にはkenmochi hidefumi(水曜日のカンパネラ)の全楽曲書き下ろしによるデビューミニアルバム『てらこや EP』を発売し、等身大の魅力を武器に人気を得ている。11月26日には同じくkenmochi hidefumiが全収録曲を書き下ろした『スタチュ~EP』を発売した。また、メンバーの城 桧吏は2018年公開の映画『万引き家族』に出演するなど、その成長が大注目のグループだ。今回は第2部の模様をレポートする。

(関連:超特急、DISH//、SUPER★DRAGONら集結 『EBiDAN THE LIVE』DAY 2レポ

 オープニングでは、いきなりパジャマ姿のメンバーが登場し、その場で直立したまま本公演1曲目となる「まつりBAYASHI!!」を歌唱した。序盤のステージはシュールながらも、スタメンKiDSのメンバーの可愛らしさがストレートに伝わった。

 しかし、ピアノの伴奏が印象的な1番を歌った後、“マネージャーが死んでしまい、スタメンKiDSの活動が終了する”設定で寸劇がスタートする。メンバーが各々公演を終わらせ帰ろうとする素振りを見せる中、りきまるが必死に他のメンバーを引き止める展開に。本公演では、歌やダンスに加えてこうした寸劇も多く披露され、また寸劇が後に歌唱する楽曲の世界観の前振りとなっているなど、全体を通してストーリー性の高い公演内容となっていた。

 2曲目は最新作『スタチュ~EP』に収録されている「世界遺産ハンター」。選抜メンバーで歌唱した同楽曲は様々な世界遺産が登場する壮大なスケール感を持つ一曲だ。

 また同作収録の「ダンスで覚える四文字熟語」は、スタメンKiDSの歌を聴きながら、四文字熟語も覚えられる“一石二鳥”な楽曲であるが、パフォーマンスは赤い照明などの演出が印象的で、クールなダンスナンバーに仕上がっていた。続けて披露された「上級生ファンク」も等身大の歌詞でありながら、お洒落なファンクサウンドに乗せて歌うパフォーマンスで”カッコつけている可愛らしさ”というスタメンKiDSならではの個性が爆発していた。

 公演は「YouTuber大志・大晟のモーソーちゃんねる」のコーナーへ。2人への質問コーナーでは、行きたい場所を聞かれた際の佐藤大志の「大阪! タピオカを飲みに行きたい」という天然発言や、長﨑大晟は最近の高かった買い物は? という質問に悩んだ挙句「弁当……」と答えた場面で会場からも笑いが起きていた。その後、2人がステージに登場し、登録者数1億人突破という設定でオフ会を開催するという場面に。実際にはワンフロアの会場だったものの、「二階席ー!」「アリーナ!」など客席に呼びかけ、観客もそれに大きな声でレスポンスするなど、ファンとの一体感が強く感じられる交流もあった。その後、他の5人のメンバーが登場し、「モーソーパラダイス」を披露した。“妄想がすぎる曲”と紹介されていた同曲は、妄想を描いた歌詞の内容がLINEのチャットのようにバックスクリーンに流れ、恋に悩む姿はデビュー時からの成長も感じさせた。

 本公演では、「中学生なう」のMV撮影オフショット映像も流れた。撮影当日は、楽しかった思い出の他にも、撮影当日は天候が悪く思うように撮影ができなかったことや、一つのシーンに沢山のテイクを重ねたということも朗読形式で一人一人のメンバーが発表した。長時間かけて行われた撮影でもメンバーが元気に頑張る様子からは、スタメンKiDSが等身大の小・中学生らしさという魅力だけでなく、ユニットとしてプロ意識を持って取り組む姿も見受けられた。

 公演も終盤に差し掛かり、寸劇は“マネージャーが死んだ”という設定に戻る。スクリーンに映し出されるのは隕石が地球に落ちる様子。それを見て、メンバーが地球最後の日までにしたかったことを明かす中、「生誕祭がやりたかったー!」など現実の事情と交互する場面もあり、会場からは笑いが起きた。

 最後は「ぎゅんぎゅん万有引力」を歌唱。その後の寸劇では設定はりきまるの夢で、実はマネージャーは死んでいなかったことが発覚し、スタメンKiDSとしてまたメンバーが活動するという斬新な物語で幕を閉じた。

 本編終了後にはスタメンKiDSの全曲紹介があった後、スペシャルライブと題して、財部友吾が「馬と鹿」(米津玄師)を、りきまるが「Pretender」(Official髭男dism)をソロで歌唱し、佐藤大志、須藤琉偉、城 桧吏は3人で「RPG」(SEKAI NO OWARI)のパフォーマンスの後、ダンスも披露した。また、BTSの「FIRE」のイントロが流れると会場からは思わぬ選曲にどよめきが起こった。同曲と「LOVE SCENARIO」(iKON)のカバーダンスの披露では、クールな表情に黄色い声援が飛び交った。

 最後のMCでは、清水在が「3部もやりたくなった!」とコメント。他のメンバーたちも今回がスタメンKiDSの今年最後のライブとなったことに対し、「いい感じに締めくくることができたかなと思います!」とやりきった様子だった。メンバーそれぞれ思い残すことや緊張したという声も上がったが、城 桧吏は「終わり良ければすべて良しということで!」と発言し、会場も温かい雰囲気に癒された。等身大の小・中学生らしさを持ちながらも、本格的な楽曲とグループの世界観を表現したパフォーマンスは唯一無二の魅力であると感じた。来年にはメンバー全員が中学生になるスタメンKiDSの今後の活動にも目が離せない。(momotoxic)

アプリで読む