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チョイ・カファイ『存在の耐えられない暗黒』

19/9/26(木)

KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭は、演劇のみならずダンス、パフォーマンス、美術、音楽など幅広い「舞台芸術」をピックアップするフェスティバルだ。毎年魅力的なラインナップが並ぶが、10回目を迎えた今年は演劇でいえばチェルフィッチュの新作、神里雄大/岡崎芸術座の新作、庭劇団ペニノの『蛸入道 忘却の儀』などが上演されることが決まっている。この並びを見ただけで、表現の先端を探っている感じが伝わってくる。 2011年の「フェスティバル/トーキョー」で上演された『Notion:Dance Fiction』でチョイ・カファイを知った。歴史に名を残す過去のダンサーたちのダンス映像をデータ化する。ダンサーに電極をつけ、電気信号を送ることでその過去のダンスを再現させる……というもの。目の前で見事に歴史的なダンスを踊るダンサーの、その腕の上げ下げ、足のステップが、本当に電気によって動かされているものなのか、それともフェイクなのか、わからない。けれども、ダンスというプリミティブなものにテクノロジーが掛け合わされたときの面白さに夢中になった。 現在のアジアで活動するダンサーたちをリサーチしてつくったという前作『Soft Machine』は残念ながら観られていないのだが、これらの過去作を踏まえ、今回ピックアップされたのは土方巽だという。「暗黒舞踏」でダンスの歴史に名を残す、アジアの舞踏家。33年前にこの世を去った土方をテクノロジーと呪術(クレジットの中に「イタコ代理」という役割がある!)によって2019年のステージに呼び起こす。 舞台芸術は一回きりで、その時その場にいなければ観ることができないもの。けれど今回は、時間と空間を超えて土方巽のダンスが「再現」されるさまを、この目で観られるかもしれない。

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