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押井守の あの映画のアレ、なんだっけ?

新作映画の劇場公開と配信を同時に行うという動き、どう思いますか?

月2回連載

第40回

Q.
ワーナー・ブラザースが、2021年の劇場用映画17本すべてを配信と劇場公開を同時に行うと発表して、劇場大好きなクリストファー・ノーランが激怒したというようなニュースを読みました。押井さんは、このノーランの反応についてどう考えますか?

── 今回もノーランですね。彼が、ワーナーのやり方に怒りまくった話です。

ワーナー・ブラザースは去年、ケーブルTVの大手HBOと組んで独自の配信サービスHBO Maxを立ち上げたんです。で、2021年に公開する映画、押井さんが待っている『DUNE/デューン 砂の惑星』をはじめ、『スーサイド・スクワッド』『マトリックス』の新作などのテントポール的な作品も含め、17本すべてを公開と配信、同時に行うと発表したんです。それも、監督や役者など、作品の関係者たち誰にも承認を得ずに!

まさに寝耳に水状態だったノーランは「不信感がある」とか「みんなが一生懸命作った作品が配信の客寄せパンダにされる」的なコメントを出したんですよ。

押井 “寝耳に水”状態だったなら怒るでしょ、普通。“客寄せパンダ”で使われると考えると、やっぱり怒るのは仕方ないんじゃないの?

ただ、時代の流れは仕方がないと思うよね。ストリーミングが始まったときに、こういう時代が来ることは、誰もが予想していた。私に言わせれば当然の結果。

ゲームだってパッケージで買うのは少数で、多くの人がダウンロードしている。私はどっちでもいいんだけど、PCゲームの場合、読み込むのに時間がかかるし、その後のパッケージが邪魔になるから、ダウンロード派が多いのも納得です。

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