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乃木坂46、Instagramで個々の人気を拡大か 秋元真夏、堀未央奈、大園桃子ら続々と開設の背景

リアルサウンド

20/10/4(日) 6:00

 乃木坂46のメンバーが続々とInstagramの個人アカウントを開設し始めている。現在、アカウントを持っているメンバーと開設日は以下の通り。

2019年6月29日
松村沙友理

2020年4月21日
高山一実

2020年7月5日
生田絵梨花

2020年9月13日
大園桃子

2020年9月23日
寺田蘭世

2020年9月24日
堀未央奈

2020年10月1日
秋元真夏

 これまで、インスタはグループから卒業したメンバーが個人として開設する流れが主流であり、乃木坂46のメンバー個人としての発信場所はブログか会員限定モバイルメール、グループのTwitterアカウント内での「by ○○○○」といったツイート、SNS「755」、またはSHOWROOMでの配信といったところだった。グループとしてだけでなく個人でのメディア出演が増える昨今。その注目の受け皿の一つに選ばれたのがインスタのスタート。これからは、既存のファンだけでなく、より広い層に開けた発信が期待できる。

 現在、アカウントを開設したメンバーのパターンは3つ。映画『東京ワイン会ピープル』の出演を機にスタートした松村を始め、著書『トラペジウム』の文庫本が発売となった高山、様々な舞台への出演が控えている生田(期間限定での開設)の3人に、それぞれ誕生日を迎えた大園と寺田、自身の写真集アカウントをそのまま個人用としてスライドした堀と秋元の2人だ。写真集『夢の近く』を発売したばかりの梅澤美波は、ストーリーズの機能でのみ本人が現在も投稿をしており、同じ運用だった山下美月や与田祐希にも今後個人アカウントの開設が期待できるだろう。

 メンバーそれぞれの投稿に目を向けると、一人ひとりの個性がキャッチーに飛び込んでくる。『CanCam』の専属モデルである松村は同じ専属の山下や日向坂46の加藤史帆とのツーショットを、さらに大好きなゲームやアニメの投稿も見受けられる。高山は『トラペジウム』から入ったファンに向け、読み終えた小説の感想を綴りながら、日常の何気ない一コマを投稿。最近はプライベートの動画を公開しているのもファンにとっては嬉しいポイントだ。

 ブログ同様、コンスタントに投稿を続ける堀は写真集『いつかの待ち合わせ場所』でも発信していたメイクやコスメに関する話題が中心。乃木坂46随一のビューティークイーンとしてさらなる伝達の場となっている。生田は「エンタメ界を微力ながら盛り上げたい」という宣言通り、専ら出演する舞台や企画に関する投稿のみとなっているものの、舞台やドラマで共演した役者が続々と登場することが特徴的だ。

 生田の投稿に感じられるのは、「生田絵梨花」個人としての言葉であること。言い換えれば、乃木坂46のサイトに公開されるブログの文章に比べ、より生田としての注目を浴び、責任が問われる場でもある。それは、事務所自体がリスクを避けてきたことでもあると想像するが、個人に価値が見出される時代の潮流と乃木坂46のさらなる人気の拡大、ステップアップのための新たな動きであると考えられる。テレビ出演の多い賀喜遥香や『Ray』専属モデルの金川紗耶、舞台にラジオと活躍の場を広げる早川聖来と、今後は4期生の個人アカウント開設にも期待したい。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

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