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香取慎吾、『NIPPON初個展』への思い明かす「僕のアートには“僕”が詰まっている」

リアルサウンド

19/3/14(木) 18:40

 香取慎吾が3月14日、客席回転劇場・IHIステージアラウンド東京にて、『サントリー オールフリー presents BOUM ! BOUM ! BOUM ! 香取慎吾NIPPON初個展』のプレスプレビューを行なった。

(関連:香取慎吾、国内初個展そのものがNAKAMAとの芸術作品に アート活動追ったSP番組を見て

 これは、2018年9月にフランス・パリのルーヴル美術館地下「カルーセル・デュ・ルーヴル」にて開催された『NAKAMA des ARTS』展で発表した100点を超えるペインティング作品の凱旋展示に多数の新規作品を加えた、香取にとって国内初となるアート作品展。360度回転劇場での体感・体験型インスタレーション作品群となっており、3月15日から6月16日までの全88日間にわたり開催される。

 実際に今回のアート作品展でも上映されるオープニング映像後(これは本当にスゴイです!)、ステージに登場した香取は「いよいよこのときが来ました。すごくドキドキ、BOUM! BOUM! しています」とはにかむ。「昨日の夜中まで、この劇場で絵を描き続けていまして、ほぼ完成しました。6月まであるので、時間があるときにはここに来て、ちょっとずつ絵を描いてプラスしていこうかなと思ってます。変化して行くのもいいんじゃないかなと」と開催中も随時作品と共に、作品を描いている香取の姿を収めた映像の展示も増えていく予定だと明かす。

 また「個展をやるのが夢だったのですが、まさかこんなに早く、こんなに大きな劇場でやることになるとは……。本当にたくさんの方のお力添えで(開催することができました)。みなさんに感謝しています」と感慨深げに感謝を伝えた香取は、「一人の男の夢が叶う瞬間を見てもらいたいです」と熱く語りつつ、自身の発言に「カッコイイ……」と呟き、会場を笑いで包み込んだ。

 オープニング映像に関しては、「映像ディレクターの児玉(裕一)さんに作っていただきました。素晴らしいプレゼンをしていただき、『もうちょっとハチャメチャにしたい』って僕がいう前に児玉さんがちょっと行きすぎてて(笑)。あれでも少し抑えたつもりなんですけど、いい感じにやりたいこと全部詰まってます」と説明。続けて、「自分の絵を見てもらうまでの導入として、気持ちをあげてもらいたいと言うか、ステージの幕が開く前のオープニングムービーですね。これは僕が今までコンサートやライブでやって来たことと同じで、みなさんの気持ちを最高潮まであげて、そこから絵を見てもらいたかった。『ここなんだったんだろう? 体験したことがない場所だったね。楽しかったな!』って言ってもらえるようにはなってると思うので、ぜひ来てもらいたいです」と自信を覗かせた。

 アート作品展の見どころについては、「僕のアートには、“僕”が詰まっているので。僕の内臓や遺伝子が見られるアートなので、より近くに僕を感じていただけたらなと思います」と答える香取。そんな香取の“心臓が見られる”メインオブジェ「BOUM ! BOUM ! BOUM !」に関しては、「紙粘土で土台を作っているときに、僕の心音を録音するリストをつけました。触ると、このオブジェを作っている、そのときの僕の鼓動が感じられるようになっています。この作品に関してはしっかりと触っていただいて、僕を感じて欲しいです」と口にし、「本当に全部見てもらいたくて、心臓の音まで聞いて欲しいんですよ」とコメントした。

 なぜ、“全部見てもらいたい”のかについては、「アイドルって、自分が素材なんですよ。自分がステージに、表に立ってきたけど、僕が描く絵も、僕がモチーフと言うか。いろんな部分を見て欲しいんですよね。今までもずっとそうだったけど、いろんな僕を知ってほしくて発信し続けて、それを見てくださった方からの声でまたこっちが力をもらえる。それがこの自分が作るアートの中ではより深いところまで見せられる」と新しい地図としての活動にも繋がるような思いを吐露。

 また今回の展示にあたり最も大変だったことは、「ほぼ完成なんですけど、描きたい思いを終わらせるのが、大変でした」と話し、「今もオープニングの映像を見ていて、あそこの音をもうちょっとこうしたいなっていうのがあったので、明日までに変えると思います」と劇場での展示だからこそ、コンサートのように演出面にも力を注いでいることを語る。「個展ってアート(絵)を見てもらいたいはずなのに、(僕の個展は)それが見えなくなるくらいスモークが焚かれていたりする。そんなのも本当に……自分最高だなって思ってます」と笑顔を見せた。

 最後に、草なぎ剛と稲垣吾郎が今回のアート作品展を見たのかについて、尋ねられると、香取は「草なぎさんは見ました。今(プレスプレビューのとき)も後ろにいましたよ。なんかあの人にプロデュースされてる気分でした」と明かし、笑いを誘った。香取が、「会見あるんだ」と草なぎに伝えたら「じゃあ、俺も見るわ」と言い、実際に見守っていたのだという。「僕が、『本当にたくさんの人のおかげで、みなさんに感謝だね』って、つよぽんに言ったら、『それは、お前が持ってる何かがそうさせてるんじゃない』みたいなことを言ってくれました」と草なぎとのエピソードを披露した。

 この88日間をもって変化を重ねるという『サントリー オールフリー presents BOUM ! BOUM ! BOUM ! 香取慎吾NIPPON初個展』。最終日には一体どんなアート作品展が完成しているのだろうか。(戸塚安友奈)

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