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嵐 大野智の人生を変えた“絵の師匠”との出会い 「記念館」企画で明かされた創作の原点

リアルサウンド

20/12/20(日) 11:40

 放送も残すところあと2回となった『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)。これまで数多くのゲストの人生を紐解いてきた「記念館」で、現在、嵐の5人それぞれがフィーチャーされてきた。トリを飾るのは、大野智。ゆかりゲストには、ドラマ『怪物くん』(日本テレビ/2010年)で共演した10年来の仲である上島竜兵、最近は2人で2泊3日のキャンプにも出かけたヒロシ、ジャニーズ事務所に入る前から大野をリスペクトして止まない知念侑李(Hey! Say! JUMP)、大野とはサシ飲みに出かける仲の小瀧望(ジャニーズWEST)、番組MCとしてお馴染みの吉村崇が出演。型破りな人生年表から見えてきたのは、自由奔放な性格と同時に、『FREESTYLE 2020 大野智 作品展』として展覧会を開くほどの芸術家、アーティストの一人に数えられるようになった鬼才の片鱗だった。

 小学校時代、塾に行っても即帰宅してしまうくらいに勉強が大嫌いだった大野。そんな時に見つけた好きなものが絵。その師匠となったのが、後に大野が結婚式にも出席する仲となる友人のかっちゃんだった。松本潤の「(尊敬しているのは)鳥山明先生じゃないの?」という投げかけに、大野は「かっちゃんと出会ってなかったら、鳥山明さんの『ドラゴンボール』にも出会ってないかもしれない」とかっちゃんを通じて鳥山明の作品を知ったことを明かす。絵が好きなかっちゃんは、孫悟空の模写を描き、その上手なイラストを見て、大野は「やりたい」と影響を受けることとなる。大野が描いたイラストに、かっちゃんは「まだまだだな」と評価を下し、まさに師匠の関係にあったという。かっちゃんの家から発掘された、当時大野が描いたオリジナルキャラクター「風の天才にょろ」も公開になった。アーティストとしての原点とも言えるエピソードだ。

 ジャニーズJr.時代、事務所からの退所を考えていた大野は、イラストレーターの仕事に就きたいとジャニー喜多川に電話もしていた。そこでジャニーが提案したのが、嵐としてのデビュー曲のレコーディングだった。スタジオには、展示品として相葉雅紀、松本の誕生日にプレゼントした絵も登場した。以前放送した、嵐5人の「記念館」では、櫻井翔と二宮和也に贈った絵は披露されていたが、2人の絵は見ることができなかったためだ。松本には2000年の17歳の時に贈られ、本人のリクエストから松本の顔が描かれている。4時間かけて描いた大野の絵は、期待とは裏腹にそこまで喜ばれることはなかった。

 そして、もう一つは相葉が絵をなくしてしまい、スタジオに登場したのは大野の家にあったコピー。「今はない。捨てるわけがない」と主張する相葉であったが、「このコピーもらって帰っていい?」と“大野様”を敬う一幕もあった。

 コーナーのラストには、「来年何やるの?」という松本からの直球質問に、大野は「(やりたいことのイメージが)湧かないんだよね。実感もない。どうする? 飲む?」「全然、誘って。俺が一番暇だから」と答えていた。年始から『嵐にしやがれ』の枠で、櫻井がMCを務める『1億3000万人のSHOWチャンネル』(日本テレビ系)がスタートするように、各メンバーのソロとしての活動も徐々に見えてきている。以前の放送で奈良美智がゲストに出演した際、「たぶん描いていくとは思う」「来年から時間もらえるようになった時に、何も考えないで描きたくて。そこで自分の本当のものが出てくるのかなぁって。本当に描きたくなった時が楽しみ」と明かしていた言葉が、大野の今後の創作活動を示す手がかりだ。

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