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上川隆也が絶望の淵に立たされる週刊誌記者に 『夜がどれほど暗くても』WOWOWでドラマ化

リアルサウンド

20/8/25(火) 6:00

 作家・中山七里による小説を上川隆也主演でドラマ化する『夜がどれほど暗くても』が、WOWOWプライムにて11月より放送されることが決定した。

 中山は、デビュー作『さよならドビュッシー』で「このミステリーがすごい!」大賞を受賞して以来様々な作品を送り出し、今年1月にデビュー10周年を迎えた。それを記念し、2020年は新刊単行本12カ月連続刊行を実施しており、出版社横断の一大キャンペーンを展開中。また、映画『ドクター・デスの遺産 -BLACK FILE-』(2020年11月公開予定)、映画『護られなかった者たちへ』(2020年公開予定)、そして先日、新木優子主演でドラマ化が発表された『連続ドラマW セイレーンの懺悔』(WOWOW)など、次々に映像化が決定している。

 上川演じる主人公・志賀は、スクープを追う有名週刊誌の副編集長。仕事ぶりを評価され、順風満帆なジャーナリスト人生を歩んでいたが、ある日、事態は一変する。一人息子がストーカー殺人事件を起こし、被害者とともに自ら命を絶ったのだ。スクープを追う側だった志賀は、一転、追われる立場となる。凶悪事件の容疑者家族として、世間からバッシングを受ける日々。まさに絶望の淵に立たされる中、ある出来事をきっかけに事件の真相に迫っていくことになる。

 上川が連続ドラマWで主演を務めるのは、『連続ドラマW 真犯人』(WOWOW)以来約2年ぶり。また、中山原作作品への出演は、ドラマ『テミスの剣』(テレビ東京系)以来約3年ぶりとなる。

 脚本を手がけるのは、『遺留捜査』(テレビ朝日系)、映画『スマホを落としただけなのに』の大石哲也。『相棒』シリーズ(テレビ朝日系)、『執事 西園寺の名推理』(テレビ東京系)の橋本一、『愛を乞うひと』(読売テレビ・日本テレビ系)の谷口正晃が監督を務める。

コメント

上川隆也(志賀倫成役)

WOWOWさんとは、これまで長く御一緒させて頂いた事もあって、その間にある信頼感には確たるものを感じています。今回も、勿論作品の内容は伺った上ではありますが、お声掛けを頂いた時点でその信頼に応えたいという気持ちの方が強くありましたし、悩むことなくお受け致しました。
今回の役は、これまでのWOWOW出演作品の中でも、もっと云ってしまえば、これまでのキャリアを見渡しても、演じてきたことのなかった様な人物です。今はこの「志賀倫成」という男と、どの様に相対することになるのかが楽しみです。
中山七里先生の『テミスの剣』に出演した時、日々味わっていた役者としてのスリリングな感覚は、今でも忘れられません。今回も先生の世界の中に浸れることを思い、今から期待に胸を躍らせています。この感覚をそのまま作品の中に封じ込めてお届け出来る様、スタッフ・キャストの皆様と足並みを揃えて臨みたいと思っています。どうぞ御期待下さい。

原作者:中山七里

今年の3月に親本が刊行されたばかりだったので、ドラマ化の話をいただいた時には早いなあという驚きがありました。わたしの原作の映像化では最短記録です。意図的にタブーとされるテーマを選び映像化はされにくいと思っていたので尚更でした。あまりに突然だったので当初は少し不安でもあったのですが、主演が上川隆也さんと聞いた瞬間、「ああ、もう原作者が口を差し挟む余地は何もないな」と安心しました。上川さんは以前、他局制作のドラマ『テミスの剣』でも主演を務めていただき、全幅の信頼を置いていましたから。本作のテーマの一つは「全てを失くした者の再生」なのですが、上川さんなら見事に表現していただけるものと信じています。

■放送情報
『連続ドラマW 夜がどれほど暗くても』
WOWOWプライムにて、11月放送スタート(予定)毎週日曜22:00〜放送(全4話)
※第1話無料放送
出演:上川隆也ほか
原作:中山七里『夜がどれほど暗くても』(角川春樹事務所刊)
脚本:大石哲也
監督:橋本一、谷口正晃
音楽:池田善哉
チーフプロデューサー:青木泰憲
プロデューサー:徳田雄久、黒沢淳、野田健太
製作:WOWOW、テレパック
(c)WOWOW
番組サイト:https://www.wowow.co.jp/drama/original/yoruga/

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