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大倉忠義×成田凌「窮鼠はチーズの夢を見る」撮影終了!「自然と距離が縮まった」

ナタリー

19/3/16(土) 10:00

左から行定勲、大倉忠義、成田凌。

大倉忠義(関ジャニ∞)と成田凌の共演作「窮鼠はチーズの夢を見る」より、クランクアップ時のコメントと写真が到着した。

水城せとなのマンガ「窮鼠はチーズの夢を見る」「爼上の鯉は二度跳ねる」を行定勲が実写化した本作。学生時代から受け身の恋愛ばかりを繰り返してきた主人公・大伴恭一と、7年ぶりに再会した大学の後輩・今ヶ瀬渉の関係が描かれる。

約1カ月にわたって行われた撮影のラストカットを撮り終えた大倉は、行定から花束を受け取ると目に涙を浮かべ「今までにやったことのない役をやりたいなと考えていたので、この映画のお話をいただいた際にはぜひ演じてみたいと強く思いました。33歳という今だからこそ、できた役だと思います」と述懐。そして、初共演の成田について「色気があり、持っている空気がやわらかく、ナチュラルに“今ヶ瀬”なんだなと思わせてくれました。ずっとフラットな関係でいられたので、お芝居がやりやすかったです」と語った。

スタジオには、先に撮影を終えていた成田がサプライズで登場。行定、大倉と3人で記念撮影を行った。大倉は「気付いたら朝になっていましたが、無事にクランクアップを迎えられてよかったです。ありがとうございました」と笑顔を見せる。成田も「大倉さんとは日を重ねるごとに自然と距離が縮まっていき、肌が触れ合うと、お互いの距離感も変わっていくようで、少しずつ息が合っていったように感じます」とコメント。そして「2人の姿が、痛いほどリアルで、美しくて、悲しくて……。観ていただく方それぞれが、自分と好きな人を重ね合わせながらご覧いただける作品だと思いますので、ぜひ楽しみにしていただけたらうれしいです」とアピールした。

行定は「大倉忠義の色気と成田凌のかわいらしさに何度も魅了された」とキャスト2人をたたえ、公開に向けて「私たちが紡ぎ上げた刹那な感情が皆様に届くように仕上げていきたいと思います」と意気込みを語る。また、テイクを重ねることで知られる行定の撮影現場について、成田は「俳優部としてはとても贅沢なことだと思います」と述べ、大倉は「行定監督は感情的には穏やかな感じで現場にいらっしゃいましたが、1シーンの画に関してすごく厳しく、なかなか1回でOKが出なかったですね。そこまで監督がこだわり抜いた画がつながったとき、どんな映画になるんだろうと、とても楽しみです」と完成に期待を寄せた。

「窮鼠はチーズの夢を見る」は2020年に全国で公開。

水城せとな コメント

この漫画は大変熱心なファンの方々にご支持頂いてきた作品なので、これまでなかなか実写化のお話はお受けする勇気が出ませんでしたが、今回のお話を頂き、託させて頂くことになりました。どんな風に仕上がるのか私もまだ想像しきれませんが、大倉さん、成田さん、行定監督のお力で、きっと見応えあるフィルムに昇華して頂けると期待しています。

(c)水城せとな・小学館/映画「窮鼠はチーズの夢を見る」製作委員会

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