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グレース・オブ・ゴッド 告発の時

20/7/16(木)

フランスのフランソワ・オゾン監督といえば、『焼け石に水』『まぼろし』『17歳』など人と人の関係性をテーマにした佳作の数々を思い出す。LGBTや年齢などさまざまな要素をからめ複雑で多様な関係性を、エスプリのある洗練された演出で描いていく作風がつねに魅力的だ。そのオゾンがカトリック教会の神父による児童性虐待を取り上げたという。しかもそれは実在の事件で、いまも裁判が進行中なのだという。「なんでそんなストレートな社会正義をオゾンが?」と思いながら観始めたが、期待は良い意味で裏切られた。確かに社会正義は描かれているのだが、同時に主要登場人物である被害者男性3人が織りなす人間関係の綾や微妙な感情のもつれも巧みにストーリーに織り込まれていて、実にオゾン的な作品でもあった。特にスワン・アルロー演じる3人目の人物像が、実に魅惑的。

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