駐輪場で初対面する女子2人の行く末は…ロロいつ高「グッド・モーニング」開幕
18/8/3(金) 12:00
ロロが高校生に捧げるシリーズ いつだって可笑しいほど誰もが誰か愛し愛されて第三高等学校 vol.6「グッド・モーニング」より。(撮影:三上ナツコ)
ロロ「グッド・モーニング」が、昨日8月2日に東京・早稲田小劇場どらま館で開幕した。
本作は、三浦直之が脚本・演出を手がける「いつだって可笑しいほど誰もが誰か愛し愛されて第三高等学校」、通称“いつ高”シリーズの最新作。今回は望月綾乃演じる(逆)おとめと、大場みなみ演じる白子という、2年8組の2人が登場する。不登校の(逆)おとめと妄想がちな白子は、ある朝、学校の自転車置き場で初対面し……。
開幕に際し望月は「ふたり目が合った瞬間に、ふわっと立ち上がるその空気みたいなもの、けっこう、『いいなぁ』と思います」と見どころを紹介。大場は「どうか、この不思議ちゃん二人の出会いを一緒に見守っていただければ幸いです」とコメントしている。
さらに三浦は「2人の俳優の演技を眺めていると、祈りは過去へだって伸びるんじゃないかなっておもう。もうとうに過ぎ去ったあの頃の幸福を祈る2人の姿は、やっぱりとてもとても明るいです」と手応えを明かした。上演時間は約1時間10分。公演は8月13日まで。
三浦直之コメント
祈りっていうのは、基本的には未来に向けられるものだとおもうけれど、「グッド・モーニング」に出演する2人の俳優の演技を眺めていると、祈りは過去へだって伸びるんじゃないかなっておもう。もうとうに過ぎ去ったあの頃の幸福を祈る2人の姿は、やっぱりとてもとても明るいです。
望月綾乃コメント
二人芝居(ほとんど出ずっぱり!)汗だくだし、喉からからだし、体へとへとになります。でも、ふたり目が合った瞬間に、ふわっと立ち上がるその空気みたいなもの、けっこう、「いいなぁ」と思います。その「いいなぁ」観に来てくれるひとと共有できたら嬉しいな。
大場みなみコメント
不登校の女の子が久しぶりに登校した朝、学校と外の狭間の「駐輪場」でひとつの出会いがあります。いつ高vol.6にして、自分が演じる白子が初めて同じクラスの子に対面します。ずっと寄り添ってきた役だけに、稽古中から心がキュッとする瞬間がたくさんあって、あれっ泣いてしまう!と思うことが何度かありました。けど、二人芝居なので、台詞も多いし、そんな余裕ないんです本当は。どうか、この不思議ちゃん二人の出会いを一緒に見守っていただければ幸いです。
ロロが高校生に捧げるシリーズ いつだって可笑しいほど誰もが誰か愛し愛されて第三高等学校 vol.6「グッド・モーニング」
2018年8月2日(木)~13日(月)
東京都 早稲田小劇場どらま館
脚本・演出:三浦直之
出演:望月綾乃、大場みなみ
新着エッセイ
新着クリエイター人生
水先案内