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いま、最高の一本に出会える

「細野観光1969-2019」展 細野晴臣

デビュー50年の軌跡がぎっしり! 細野晴臣の全てが詰まった『細野観光』展が開催中

ぴあ

19/10/8(火) 0:00

細野晴臣のデビュー50周年を記念した『細野観光1969-2019展』が、六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー・スカイギャラリーにて開催されている。 エイプリル・フール、はっぴいえんど、イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)など、さまざまなバンドやソロ活動で音楽家として活躍してきた細野晴臣。

同展は、「細野晴臣デビュー50周年記念企画<細野さんに会いに行く>プロジェクト」の一環として、細野氏のロック・テクノ・ワールドミュージックなど多岐にわたる音楽家としての一面だけでなく、映画やアート・落語・漫画など多様な関心事を貴重な展示品とともに紹介するもの。

展示は時代ごとに区切られた5つのセクションで構成されており、各時代で起きた現象や歴史、そして文化などに細野氏がどのように直面し、どのような音楽や世界観を描いてきたのかを垣間見ることができる。

生誕からデビューまでの思い出の品を集めたセクション。少年時代の工作や定期券、マッチコレクションまで多様な品が展示されている

オープニングセレモニーに登場した細野氏は、「こんな高齢者のために展覧会を開いていただいてありがとうございます」と自嘲しながらも、展覧会について、「自分の中身がさらけ出されたようで、とても圧倒された」と語る。

特に思い入れのある展示品・見どころの展示品とし細野氏が挙げたのは、自筆のノート。「自分にとっては脳内そのもの。何が書いてあるか自分では見ていないし、これは恥ずかしいなというものありますよ」(細野氏)。

細野氏が高校時代に描いたオリジナルの漫画『戦国群雄伝』から、ミュージシャンや音楽についての研究メモ、Mから始まる英単語をひたすら書き続けているノートまで、多種多様な関心ごとが細かく書き込まれたノートは思わず見入ってしまうはずだ。

細野氏自身が「割と上手かったんだと思った」と振り返る、高校生の時に描いた漫画『戦国群雄伝』
「僕は一寸」などの手書きの譜面も

また、細野氏の思い出の詰まったギターやキーボードはもちろん、世界各地の太鼓類や鳴り物、音の出るおもちゃ類などの楽器コレクションにも注目。「僕の人生は音楽に尽きるので、その音楽を創った楽器は面白いと思います。人から見たらガラクタだけど、自分にとっては大事なものばかりです」(細野氏)。

計20本のギターが、それぞれにまつわるエピソードや使用楽器などの解説とともに展示されている
ハリセンやおもちゃ、石、神社の鈴、あらゆる鳴り物、音が出るものが展示された楽器コレクションのコーナー

50年の軌跡を膨大な展示品とともに辿る中で浮かび上がってくるのは、細野氏の音楽に対する真摯な向き合い方や好きなものに対する温かい眼差し。そんな唯一無二の「細野ワールド」を観光するようにゆったりと巡ってみてほしい。壮大な音楽の旅をし続ける細野氏がこれからどんな音楽を生み出してくれるのか、ますます楽しみになるはずだ。

【開催情報】

『細野晴臣デビュー50周年記念展「細野観光1969-2019」展』
11月4日(月)まで六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー・スカイギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)にて開催

【関連リンク】細野晴臣デビュー50周年記念展「細野観光1969-2019」展

展覧会入り口は、1976年に発表したアルバム『泰安洋行』をモチーフとした顔ハメ看板や提灯などが飾られて観光地らしい雰囲気に
細野氏使用のギター8本を積み上げた全長約6メートルにもなる大迫力の「ギタータワー」
数々の名曲を生み出したスタジオを再現
「細野文庫」と題して、美術書、写真集、漫画、古典名著、旅行書など、細野氏の関心の拡がりや変遷を辿るブックコレクションを展示
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