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『シロクロ』人間関係はより複雑に 横浜流星と清野菜名のアクションも白熱

リアルサウンド

20/2/10(月) 11:00

 真相が次々と暴かれた『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』(読売テレビ・日本テレビ系)の第5話。川田レン(清野菜名)を巡る人間関係はより複雑になっていく。

 神代(要潤)は直輝(横浜流星)からミスパンダの正体を聞き出そうとしたが、直輝の目的がコアラ男の事件を暴くためであるとわかり、一旦手を引く。ミスパンダの知名度は上がり続け、ミスパンダを名乗る偽物が登場してしまう。偽物のミスパンダは、かつて、ショッピングモールで爆破事件を起こした死刑囚・浜口(谷田部俊)が乗る護送車を襲い浜口を連行した。そして乗っ取ったパンダちゃんねるを利用し、浜口を殺すことを示唆した内容を配信。飼育員さんこと直輝と本物のミスパンダはすぐに真相を究明する。しかし、配信されている現場に着くと、それは直輝らをおびき寄せるための罠で、直輝とミスパンダは警察に囲まれてしまうのであった。難は逃れたものの偽物のミスパンダはすでに浜口を殺しており、ミスパンダは世間からバッシングを浴び、指名手配になってしまう……。

【写真】横浜流星撮り下ろしカット

 回を重ねるごとに直輝とミスパンダのバディは輝きを増す。第5話では共に警察を蹴散らし、支え合う姿も描かれた。身体能力の高い横浜と清野のアクションを同時に堪能できる本作は、迫力満点。その一方で、謎はどんどん深まっていった。門田(山崎樹範)の野望と死はミステリーとしての要素をさらに色濃く打ち出させた。門田はレンを実験台にし、記憶の塗り替えに関する医療論文を発表しようとしていた。論文によって名声を手に入れようとしていた門田は、レンがリコとしての記憶を取り戻しそうになっていることを危惧して、催眠をかける直輝から遠ざけようとする。しかし、レンはすっかり直輝に心酔し、告白までしていた。

 レンに親切に振る舞い、そっと支える直輝だが、二人の関係は簡単にハッピーエンドとはいかない。直輝にはあずさ(白石聖)という彼女がいる。この三角関係もまた、本作の物語をより複雑に、せつなくする要素だ。恋愛関係は時に計算通りにはいかない。直輝は父親の事件を解決するために女性2人を利用していると言うのだが、思うように女性陣は操られてくれるものなのだろうか。すでにあずさはコアラ男を名乗る人物から送られてきた、直輝がレンを抱きしめている写真のせいで気が気ではない。

 しかし、あずさの知らないところでは、あずさの父・佐島源造(佐藤二朗)がMr.ノーコンプライアンスを名乗り、直輝とミスパンダの一件の手を引いている。さらにあずさの務めるテレビ局のディレクター・神代はどうやら偽物の飼育員さんとミスパンダの正体を爆破事件の被害者の姉弟だと疑っているようだ。2人は空手大会で優勝する腕を持っており、直輝やミスパンダと十分に渡り合える腕を持つ。そして同じく男女のペアである捜査一課の刑事、ハブとマングースの目的も気になるところ。本作の人物相関はより複雑なものとなった。しかし、これだけの登場人物が複雑に絡み合いながらも、コアラ男の正体は全くわからないままだった。

 現在明かされているのは、門田がレンを論文発表のために利用しようとしていたこと、レンは本当はリコであること、あずさの元にはコアラ男を名乗る者からの連絡が数年ぶりに届いていること、直輝とミスパンダの活動を知る人物にMr.ノーコンプライアンスだけでなく神代が加わったこと。直輝とミスパンダの動向から目が離せない。

(Nana Numoto)

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