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いま、最高の一本に出会える

『一等女房と三等亭主』

名優にして怪優、伊藤雄之助と西村晃の出演作を一挙上映!

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19/7/6(土) 0:00

東京のシネマヴェーラ渋谷で7月26日(金)まで特集「伊藤雄之助生誕百年記念 怪優対決 伊藤雄之助vs西村晃」が開催される。同館の恒例企画“名脇役列伝”シリーズの最新プログラムで、日本映画を語る上でハズすことのできないふたりの怪優の出演作を一挙に上映する。

往年の日本映画は“スター”と呼ばれる花形俳優が各映画会社に所属して主演作を次々にリリースしては観客を集めたが、映画を支え、時に深みを与え、時に観客をアッと驚かせてきたのは個性豊かな“脇役”たちだ。シネマヴェーラではこれまでもそんな“名脇役”たちに注目してきたが、今回のふたりも名優の中の名優だ。

伊藤雄之助(いとうゆうのすけ)は歌舞伎俳優の息子として生まれ、1934年に東宝専属男女優のひとりとして参加。その後も所属を変えながら多数の映画に出演して人気を集めた。『ああ爆弾』『プーサン』など主演作もあるが、一度目にすると忘れられない個性的なルックスと演技でシーンをかっさらう脇役も評価が高く、今回の特集では轟夕起子演じるセレブ妻を前に頭を低くしている少し情けない夫を演じた『一等女房と三等亭主』や、人はダマすが傷はつけない詐欺師を演じた『現代インチキ物語 騙し屋』などが上映される。

西村晃(にしむらこう)は戦後から本格的に演技を始めた俳優だ。新劇俳優として活動した後に1951年に映画デビュー。日活と契約し、多くの作品で悪役を演じた。その後、西村はテレビドラマ『水戸黄門』で“黄門さま”を演じ、人々から愛されたが、彼がスクリーンで脇役・敵役を演じていた時期の鋭い目つき、重厚な演技は現在も多くのファンを魅了している。今回の特集では小心者の男を演じたブラック・コメディ『散歩する霊柩車』や、西村の確かな演技力が光る名作『幕末残酷物語』などがセレクトされている。

伊藤雄之助と西村晃はどちらも確かな演技力と観客から愛されるキャラクターを武器に映画界を彩った名優であり、その強烈な個性は“怪優”と呼ぶにふさわしい。残念ながら両名とも現在は鬼籍に入ったが、シネマヴェーラの大きなスクリーンでふたりの姿を存分に堪能できるはずだ。

特集「伊藤雄之助生誕百年記念 怪優対決 伊藤雄之助vs西村晃」
『一等女房と三等亭主』
『大番頭小番頭』
『続警察日記』
『雑居家族』
『あなた買います』
『気違い部落』
『果しなき欲望』
『広い天』
『いろはにほへと』
『ある脅迫』
『赤い水』
『現代インチキ物語 騙し屋』
『散歩する霊柩車』
『幕末残酷物語』
『にっぽん泥棒物語』
『怪談片目の男』
『拳銃野郎』
『花札渡世』
『七つの顔の女』
『北陸代理戦争』
『マタギ』
『夜が明けたら』
7月26日(金)までシネマヴェーラ渋谷で開催中

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