勅使川原三郎＋KARASとJ・A・シーザー＋万有引力は“ダンス”と“演劇”というジャンルこそ違え、その作品は外れなしと断言できる大好きなカンパニーだ。残念ながら万有引力の下北沢スズナリでの7月の最新公演は観ることが出来なかったが、9月19日～22日に両国のシアターX(カイ)で上演される『銀河鉄道の夜』は今からきっちりスケジュールに組み込もうと思っている。 宮沢賢治の有名で幻想的な原作を2013年から“言葉と音楽とダンス”をテーマにした創作シリーズとして上演してきた勅使川原三郎がどんな舞台になるのか期待と興味はつきないが、「宮沢賢治からは言葉やイメージは勿論、自然や時空について考える新たな機会を得た」と語る勅使川原はこれまでにも何度か宮沢賢治の作品を基にしたダンス作品を創作しているだけに、“凄いもの”が観られそうな気がする。