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「輪違屋糸里」藤野涼子の回想に溝端淳平が照れる、“混ぜるな危険”コンビも登壇

ナタリー

18/12/15(土) 20:05

「輪違屋糸里 京女たちの幕末」初日舞台挨拶の様子。左から塚本高史、佐藤隆太、藤野涼子、浅田次郎、溝端淳平、加島幹也。

「輪違屋糸里 京女たちの幕末」の初日舞台挨拶が本日12月15日に東京・有楽町スバル座にて開催され、キャストの藤野涼子、溝端淳平、佐藤隆太、塚本高史、監督を務めた加島幹也が登壇した。

浅田次郎による小説「輪違屋糸里」を実写化した本作では、藤野演じる糸里と溝端扮する土方歳三ら3組の男女の恋模様が描かれる。藤野は「撮影初日の2人で歩くシーンでは、溝端さんが一緒に関ジャニ∞の『無責任ヒーロー』を歌ってくれた」と振り返るが、撮影が2年前ということもあり当の溝端は「え? 全然覚えてない! 本当に無責任だね!」と恐縮し、「当時の藤野さんが16歳だから、何を話していいものかわからずに必死だった。すごく恥ずかしいエピソード」と照れ笑いした。

11月30日に行われた完成披露試写会で溝端に「混ぜるな危険」と評された佐藤と塚本は、隣同士という立ち位置に。佐藤は塚本が挨拶しようとすると「さっき舞台袖でお腹が空いたと言っていたよね?」とスーツのポケットからおにぎりを取り出して塚本にプレゼントする。塚本が「仕込むな! しかもなんでおにぎりなんだよ!」とツッコむも、佐藤は「食べる? しゃべる?」とイジり続け、溝端は「この2人を横にするな!」と訴えていた。

ここでサプライズゲストとして原作者の浅田が登壇する。浅田は本作について「緊張感のある映画で、気合いが入っている。あっという間で短く感じたし、すごくいい映画だった」と太鼓判を押す。溝端が演じた土方像に「新選組は既定の形があるから難しい。特に土方歳三は日本映画の中で一番多くの俳優がキャスティングされてきた役柄。その中で誰が一番かと考えると見当たらないけれど、この映画が大ヒットしたら溝端さんの土方歳三が決定版になるはず」と語り、藤野については「原作を大切にしてくれたのはよくわかったし、セリフもほとんどが原作通り。すべてがピッタリだった」と称賛した。

最後に藤野は「新選組の物語を女性目線で描いた作品。時代劇を観る機会が少なくなってしまっているけれど、新選組や糸里、当時の女性全員に共感できるストーリーなので、色々な方に観ていただきたい」と本作をアピール。加島は「生きづらく混沌としている現代に対して、時代劇を通して生きるヒントを表現するのが僕らの役目」と時代劇の意義を説明し、「俳優陣の目がいい! 眼差しがいい! 優しい目、力強い目、切ない目、すべてのまなざしに注目してほしい」と見どころを伝えた。

(c)2018 銀幕維新の会/「輪違屋糸里」製作委員会

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