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アンジェリーナ・ジョリー監修 家族のため少年になった少女描く『ブレッドウィナー』予告編

リアルサウンド

19/10/18(金) 16:00

 12月20日公開の映画『ブレッドウィナー』より、予告編が公開された。

参考:映像はこちら

 本作は、第90回アカデミー賞長編アニメ映画賞ノミネートをはじめ、アヌシー国際アニメーション映画祭観客賞・審査員特別賞・最優秀音楽賞受賞、アニメ界のアカデミー賞と言われるアニー賞最優秀インディペンデント作品賞受賞など、42の国と地域、102の映画祭で上映され、数多くの観客賞を受賞したノラ・トゥーミーの単独初監督作。

 2001年アメリカ同時多発テロ事件後のアフガニスタン、カブール。11歳のパヴァーナは、お話を作って家族に聞かせるのがとても上手な女の子。しかしある日、父がタリバンに捕まり、パヴァーナたちの暮らしは一変。女性一人での外出が禁じられているため、パヴァーナは髪を切り「少年」になって、一家の稼ぎ手(ブレッドウィナー)として町に出る。

 制作を手がけた、アニメ制作会社カートゥーン・サルーンはアイルランドで“ポスト・スタジオジブリ”と称され、『ブレンダンとケルズの秘密』(2009年)、『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』(2014年)とファンタジックな映像を手がけてきた。今回は、綿密な調査と伝統的な2Dの手描きアニメーションによって再現されるリアルなパヴァーナが生きる世界と、切り絵のアニメーションでファンタジックに描かれる彼女が語る、物語の世界を対比させている。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の特別大使を務めるとともにアフガニスタンで少女たちの学校教育を支援しているアンジェリーナ・ジョリーが、トゥーミー監督に助言をし、共に本作を作り上げた。

 公開された予告編では、主人公パヴァーナの目の表情に恐怖や怒り、そして希望が映り込む。家族のために髪を切り“少年”になった少女の勇気ある姿が描かれている。(リアルサウンド編集部)

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