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『15年後のラブソング』クリス・オダウドが出演理由を明かすインタビュー映像公開

リアルサウンド

20/6/8(月) 12:00

 6月12日に公開となる映画『15年後のラブソング』。ヒロインのアニーと15年間同棲している恋人ダンカンを演じたクリス・オダウドのインタビュー映像が公開された。

参考:『15年後のラブソング』監督、イーサン・ホークの息子役を「まさにプロの役者だった」と絶賛

 本作は、欧米で人気を誇る小説家ニック・ホーンビィの原作をもとに、人生のリアルに押し流されながらも、どうにか新しい一歩を踏み出そうともがく“大人になりきれない”男女3人を、ローズ・バーン、イーサン・ホーク、クリス・オダウドが演じるヒューマンドラマ。ホークは伝説のミュージシャンを演じ、歌声を披露している。

 30代後半のアニーのもとに、一通のメールが舞い込む。送り主は、90年代に表舞台から姿を消した伝説のロックシンガー、タッカー・クロウ。腐れ縁の恋人ダンカンが心酔するミュージシャンだった。イギリスの港町サンドクリフとアメリカのニュージャージー州の田舎町。海を隔てた遠く離れた二つの街で、思いがけなく出会った博物館勤めのアニーと、伝説のミュージシャン、タッカー・クロウ。そこにアニーの恋人ダンカンも加わって、不思議な三角関係が描かれる。

 ダンカンは、伝説のロックスターのタッカー・クロウを病的にまで崇拝し、長年の恋人アニー(ローズ・バーン)を顧みることなく、自らの趣味であるファンサイトでの交流に没頭する男だ。ダンカンが憧れのタッカー・クロウを前にして、その熱い想いを吐露しすぎケンカにまで発展してしまう。

 演じたオダウドは、監督や共演者からアドリブの天才と称される、出演多作なアイルランド出身の喜劇俳優。TVシリーズのシットコム『ハイっ、こちらIT課!』でブレイクし、バーンとも共演した『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』では受賞も重ねた人気コメディアン。俳優業だけにとどまらず、製作・企画や脚本も手掛け、自ら主演もする多才な活躍ぶりが高く評価されている。

 ジェシー・ペレッツ監督は、「『GIRLS/ガールズ』でクリス・オダウドを演出する機会があったが、楽々とアドリブを連発するのに圧倒された。アドリブが得意な喜劇俳優は他にもいるが、一部の俳優にしかない能力がある。いつか彼と映画を撮って、驚くべきアドリブの能力を追求したいと思っていた」、オダウドとは共演作がバーンも「クリスは生まれつきユーモアがあって才能豊かな喜劇俳優」とコメントを寄せている。

 インタビュー映像では、自らが原作をとても気に入って出演を決めたことや、『アバウト・ア・ボーイ』『ハイ・フィデリティ』などの原作者として知られる欧米で人気の小説家であり原作者のホーンビィが、ひそかに撮影現場を訪れた時の初対面エピソードなどを披露している。(リアルサウンド編集部)

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