爆音映画祭が4月23日から29日にかけて東京のユナイテッド・シネマ アクアシティお台場で開催される。

劇場にライブ向けの音響機器をセッティングし、高品質な大音量で映画を上映する爆音映画祭。同劇場では2020年2月以来、9回目の開催となる。今回は11作品を上映。「カネコアヤノ Zeppワンマンショー 2021」が劇場初公開となるほか、「ファンタジア」「ガメラ 大怪獣空中決戦（4Kデジタル復元版）」「AKIRA（4Kリマスター版）」が映画祭初登場となる。そのほかのラインナップは下記の通り。

さらに特別企画として「CURE／キュア（4Kデジタル修復版）」の上映では、同作の監督を務めた黒沢清と映画監督の篠崎誠が「21世紀の『CURE』を語る」と題したトークショーに登壇。「カネコアヤノ Zeppワンマンショー 2021」では、カネコアヤノによる舞台挨拶が行われる。映画祭プロデューサーの樋口泰人による見どころコメントは下記に掲載した。

特別企画のチケットは4月9日0時に劇場のチケットサイトで発売。残席がある場合のみ、翌日から劇場窓口でも販売される。そのほか上映チケットの販売日程は、決まり次第、爆音映画祭の公式サイトで発表される予定だ。

爆音映画祭 in ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場

2021年4月23日（金）～29日（木・祝） 東京都 ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場

爆音特別企画

「CURE／キュア（4Kデジタル修復版）」
「カネコアヤノ Zeppワンマンショー 2021」

爆音上映

「ファンタジア」
「ガメラ 大怪獣空中決戦（4Kデジタル復元版）」
「AKIRA（4Kリマスター版）」
「Reframe THEATER EXPERIENCE with you」
「グレイテスト・ショーマン」
「ミッドサマー」※R15+指定作品
「ラ・ラ・ランド」
「バーレスク」
「ヘアスプレー（2007年）」

樋口泰人 コメント

「CURE（4Kデジタル修復版）」について

とにかく理由もなく怖いんです。スクリーンから現実世界へとにじみ出る恐怖。人から人へと伝播する見えない何かに多くの観客たちが言葉を失ったのは1997年のことでした。黒沢清監督の代表作の1本「CURE」。公開から20数年が経ち4K修復されたそれをスクリーンに、しかも爆音で蘇らせます！ 現実世界が見えないウィルスにおびえる今、その恐怖はどんな風に観えるでしょうか。上映後は黒沢監督、そして大学時代からの盟友篠崎誠監督を迎えて、失われた言葉と見えない何かに言葉を注ぎ込む予定。映画の面白さを倍増する恐怖と笑いの渦巻くかけがえのない時間となることでしょう。

「カネコアヤノ Zeppワンマンショー 2021」について

新型コロナウイルス感染拡大のため予定していたツアーが中止になり、その先がまだ見えぬ中の2月27日に行われたカネコアヤノの無観客ライブ配信。「カネコアヤノ Zeppワンマンショー2021 オンライン」と題されたそれの反響は大きく、もっと大きな画面で、もっと大きな音でという要望に応えて実現したのが、今回の上映です。もちろん爆音上映用に音響も再設計。自宅で観るのとはまったく違う、まさに生き物（ライブ）として会場を包み込む上映になることでしょう。当日はカネコアヤノさんも登壇。どんな話が飛び出すかお楽しみに！