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オランジュリー美術館のコレクションが横浜美術館に! 『ルノワールとパリに恋した12人の画家たち』

ぴあ

19/9/26(木) 0:00

オーギュスト・ルノワール《ピアノを弾く少女たち》1892 年頃 Photo (c) RMN-Grand Palais (musée de l'Orangerie) / Franck Raux / distributed by AMF

横浜美術館開館30周年を記念して、オランジュリー美術館所蔵品による『オランジュリー美術館コレクション ルノワールとパリに恋した12人の画家たち』 が開幕。2020年1月13日(月・祝)まで開催されている。

フランス・パリのセーヌ川岸に建つオランジュリー美術館。その印象派とエコール・ド・パリの作品群は、ヨーロッパ屈指のコレクションのひとつに数えられる。

そんなオランジュリー美術館が所蔵する146点の絵画群のうち、ルノワールの傑作《ピアノを弾く少女たち》をはじめ、セザンヌ、マティス、ピカソ、モディリアーニなど、13人の画家による約70点が来日。コレクションに秘められた物語とともに、世界中の人々に愛され続ける名品の数々がお目見えする。

19世紀後半、急速に近代化が進んだパリでは、それまでの伝統的なアカデミスム絵画に対抗し、光の一瞬の美しさを素早い筆致で捉えようと試みた印象派が誕生。20世紀に入ると、若い画家たちはさらなる革新性を求め、フォービスムやキュビズムなどの動きが生まれ、さらに、第一次世界大戦後には多くの外国人芸術家が集まり、哀愁を帯びたパリの街並みやそこで生きる人々の姿を個性豊かな表現で描き、エコール・ド・パリと呼ばれた。

同展では、そんなフランス近代美術が最も輝いていた時代のパリに生きた13人の画家たちーーシスレー、モネ、ルノワール、セザンヌ、ルソー、マティス、ピカソ、モディリアーニ、ヴァン・ドンゲン、ドラン、ローランサン、ユトリロ、スーティンに焦点を当てる。

さらに、これらのコレクションの基礎を築いた画商、ポール・ギヨームについての資料も展示。新しい画家を発掘し、援助し、作品を収集し、美術館で多くの人に享受されることを目指した希代のコレクターの、美術館設立への夢や、画家たちとの友情の物語にも注目する。

オランジュリー美術館の所蔵作品のほとんどは常設展示されていて、館外にまとめて貸し出されることは極めて稀だという。日本では21年ぶりとなる珠玉のコレクションを、見逃すわけにはいかない。

【開催情報】

『オランジュリー美術館コレクション ルノワールとパリに恋した12人の画家たち』
2020年1月13日(月・祝)まで横浜美術館にて開催

【関連リンク】
ルノワールとパリに恋した12人の画家たち

アルフレッド・シスレー《モンビュイソンからルヴシエンヌへの道》1875年
クロード・モネ《アルジャントゥイユ》1875年
ポール・セザンヌ《りんごとビスケット》1879-80年頃
アンリ・ルソー《婚礼》1905年頃
アメデオ・モディリアーニ《アントニア》1915年頃
キース・ヴァン・ドンゲン《ポール・ギヨームの肖像》1930年頃
アンドレ・ドラン《アルルカンとピエロ》1924年頃
マリー・ローランサン《マドモアゼル・シャネルの肖像》1923年
モーリス・ユトリロ《サン=ピエール教会》1914年

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