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NiziU、リスナーの心に寄り添う応援歌「Step and a step」 『ベストアーティスト』での堂々たるステージングを見て

リアルサウンド

20/11/26(木) 12:00

 今年の6月、オーディション番組『Nizi Project』から誕生した9人組グローバルガールズグループ・NiziU。結成直後にリリースされた「Make you happy」のMVのYouTube再生回数は1.7億回を突破し、同曲内で印象的な“縄跳びダンス”はTikTok上などでバイラルダンス化、その勢いはデビュー前にして『第71回NHK紅白歌合戦』への出場を決めるまでに至っている。

 プレデビュー段階のグループとして異例ともいえる人気を獲得する彼女たちが、ついに待望のデビュー曲「Step and a step」を11月25日放送の『ベストアーティスト2020』(日本テレビ系)にてTV初披露した。

 『ベストアーティスト2020』放送の同日に公開されたMVは公開からわずか2日間で再生回数1300万回に迫る勢いだ。様々な反響を呼んでいた本楽曲には“ゆっくりでも一歩一歩、自分のペースで進んで行けば大丈夫”というテーマが掲げられている。前作「Make you happy」のチアフルな持ち味はまた異なる、リスナーの心にそっと寄り添いながら共に一歩を踏み出そうと背中を押すような応援歌だ。

NiziU(니쥬) Debut Single『Step and a step』MV

 同放送内におけるグループ紹介では、リーダーのMAKOが「今日はMIIHIの分まで頑張ります!」とコメントし、現在体調不良により休養に専念しているメンバー・MIIHIについて触れていた。いち視聴者としても、MIIHIの姿が見られないことに対し大きな淋しさが込み上げるのだから、ステージを共に作り上げ彼女の歩みを誰よりも間近で見てきたメンバーの心情は計り知れない。本格デビュー前から世間の耳目を集め、多忙なスケジュールをこなす彼女たちがいち個人として健やかであり、いちアーティストとして光輝けるような前途を、いっそうに願うばかりである。

 そして待望の「Step and a step」初披露パフォーマンスでは、真っ白な衣装に身を包んだ8人が前を真っ直ぐと見据え、それぞれの魅力を発揮していた姿が心を打った。

 歌い出しを担ったRIOは、ハツラツとした笑顔からしっとりとした眼差しまで、ハッと目を留めさせる多様な表情をみせた。ソロパートにおいてカメラに向かいウィンクを決めたMAYAからは、しなやかでリラックスした身のこなしからもステージを楽しむ気持ちが伝えられた。またブリッジ部分ではAYAKAの柔らかで素朴な笑顔と歌声が視聴者の心を和らげ、その愛らしさが頬を緩ませる。ボーカルのフックポイントで持ち前の美しく澄んだ歌声を力強く響かせ、頼もしさをみせたのは末っ子のNINA。前作に続いてメインコーラスを任されたRIKUは、その凛とした歌声とナチュラルな笑顔で全体を華やげた。落ちサビ後の勢いを加速させるのはRIMAのラップ。そのエッジが効いたキャッチーな歌声には、彼女だけのオリジナルな煌めきが映し出される。オーディション中に初挑戦したとは思えないほどすっかり板についたラップをみせたMAYUKAは、ボーカルパートでも安定した歌声を聴かせた。そして、パフォーマンスの中核となりグループにエネルギーと調和をもたらせたのはリーダー・MAKO。メインコーラスにおいてポイントとなるステップの振り付けをパワフルに印象付けながらも、目映いばかりの明るい表情で、楽曲のもつ前向きな歌詞のメッセージをカメラの向こうへ届けた。

 デビュー直前のフレッシュな輝きとともに、堂々たるステージングを披露したNiziU。コロナ禍ともあり、オーディション中から現在に至るまで未だオーディエンスを目前としたパフォーマンスが叶っていないながらも、お互いの関係性を着実に深めつつ、グループとしての表現力に磨きをかける彼女たちの船出がより幸せに包まれるよう今後もあたたかく見守りたい。

■菅原 史稀
編集者、ライター。1990年生まれ。webメディア等で執筆。映画、ポップカルチャーを文化人類学的観点から考察する。Twitter

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