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窓展:窓をめぐるアートと建築の旅

19/12/4(水)

「窓」と窓にまつわるイメージをテーマにした、ちょっと変わった展覧会。とはいうものの、「変わった展覧会」と思うのは展覧会場に入るまで。展示室内の全長12メートルもの巨大「窓年表」を見たら、極めてまっとうで、壮大な展覧会だったのだ、と認識がガラリと変わる。 ボナールの描く窓の「内と外」、岸田劉生が娘の肖像画のまわりにあえて描く「枠」など、たくさんの作品を通じ、窓がいろいろな意味合いを持っていることに気付かされる。そして、窓という概念が表現の可能性を大きく広げてくれることもわかってくる。さらに、美術館を出たあとも、電車の窓、ビルの窓、家の窓など、窓を見ているだけで楽しくなってくる。つまり、この展覧会は、一度見るだけで自分の認識を何度も改めてくれるという大変貴重なものなのだ。ボリュームが大きい展覧会なので、時間に余裕をもって来場を。

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