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レイニーデイ・イン・ニューヨーク

20/7/2(木)

ビング・クロスビーの『I Got Lucky in The Rain』の歌にのって、黒バックに白文字のタイトルが映し出される。ウディ・アレンおなじみの幕開けだ。ポーカーで儲けた金持ち大学生ギャツビーは、取材でニューヨークに行く恋人のアシュレーを案内する。しかし、行く先々でハプニングに巻き込まれ、二人は思いがけない1日半を過ごすことになる。ギャツビー役のティモシー・シャラメが、猫背気味に早口でしゃべくる様子はウディ・アレンが憑依したようで可笑しい。また、今回のウディのミューズは、アシュレー役のエル・ファニング。出会う男達が軒並みに彼女に魅了される。特にインタビューする時の真剣な顔とあどけない笑顔は超絶に可愛い!そして水彩画のような雨のニューヨークの美しさ。プライベートでもジャズ演奏をするカーライルホテルのベメルマンズ・バーなど監督の思い出の場所を回遊していく。ユーモアがにじみでる古風なロマンチックコメディが、心地良い気分にしてくれる。

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