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嵐 松本潤、37歳を迎えるまでに駆け抜けた1年 アイドル、俳優、演出家など多彩な活動を振り返る

リアルサウンド

20/9/1(火) 6:00

 「潤くんお誕生日おめでとう! 」ーー嵐の松本潤が37歳の誕生日を迎えた8月30日午前0時から、SNS上では“#松本潤誕生祭”のハッシュタグを付けたファンのお祝いコメントが次々と投稿され、賑わいを見せた。37歳を迎えたことを機にこの1年の活動を振り返りつつ、アイドル、俳優、演出家として多彩な才能を発揮する松本の魅力についてフォーカスしたい。

紫一色で埋まったドームからスタートした36歳

嵐 2019年8月30日。松本の36歳は紫一色に染まった『ARASHI Anniversary Tour 5×20』の会場、京セラドームからスタートした。開演を待つファンがペンライトを松本のメンバーカラーである紫に点灯し、誕生日を祝ったのだ。この日の様子は嵐のドキュメンタリーシリーズ『ARASHI’s Diary -Voyage-』(Netflix)内のエピソードでも配信されており、ライブ終盤で感極まって涙する松本の姿を見ることができる。

 嵐の活動としては、昨年10月に公式YouTubeチャンネルを開設。11月には全シングルと新曲「Turning Up」をサブスクリプションサービスにて解禁することを発表、さらにTwitter、Facebook、Instagram、TikTok、Weiboにて公式アカウントを一斉に開設した。よりファンとの距離を近づけ、タイムラグなくリアルな嵐を感じることができるようになった。松本がInstagramなどで配信している写真や動画は、ファッションはもちろん、アングルにまでこだわったどれもおしゃれなものばかり。プライベートの様子も垣間見れるとファンからも好評だ。

嵐公式YouTubeチャンネル誕生

 新型コロナウイルス感染拡大防止によるステイホーム期間中の今年4月11日には、2017~18年にかけて行われたライブツアー『ARASHI LIVE TOUR 2017-2018「untitled」』の模様をYouTubeにて期間限定で配信した。配信を前に、先にFC会員に向けてメッセージを発表。松本はInstagramをはじめ、『ARASHI’s Diary -Voyage-』第9話内でも、配信後のファンの温かい反応に感動したことについて触れている。ここまで松本がファンに対し感情をストレートに伝えたことは珍しく、ファンの間でも感動の輪が広がった。

 5月には『嵐のワクワク学校オンライン』も開催。ここから生まれた「ワクワク!ハピネス体操2020」は『Johnny‘s World Happy LIVE with YOU』の配信でも披露。全力で「a Day in Our Life : Reborn」「夏疾風」など名曲を披露した後にこの「ワクワク体操」を入れる松本の遊び心を感じる演出にホッコリした人も多かったのではないだろうか。

俳優としての魅力も再認識された怒涛の再放送ラッシュ

 今年春からは『ごくせん』(日本テレビ系)、『失恋ショコラティエ』(フジテレビ系)、『99.9-刑事専門弁護士』(TBS系)など松本の主演ドラマが続々と再放送され、リアルタイムで視聴していたファンはその魅力を再確認できた他、当時ドラマを見ていなかった人たちも、改めて俳優・松本の魅力を知ることとなった。松本が演じる時に共通するのは、一切の妥協を許さない完璧なまでの役作り。演じるキャラクターを細やかに分析し、把握することによって作り上げたキャラクターがドラマの中で生き生きと輝き出す。だからこそ、どの作品も時代を経ても多くの人から愛されるのではないだろうか。

ドSやストイックさをイジられる愛されキャラに

 最近のバラエティでは、普段のストイックなこだわりをネタにしたクイズなどで見せる可愛いらしい一面も人気だ。『VS嵐』(フジテレビ系)で人気コーナーとなった「クイズ松本潤」では、「最近の口癖は? 」という問題の答えとして「あれ、どうなった? 」と常に仕事の進捗を気にしている松本の素顔を公開。また. 8月27日に放送された『嵐ツボ』(フジテレビ系)ではマネージャーへのアンケートから、過去の『VS嵐』でも取り上げられた松本の口癖「ちょっとこの部屋寒くない? 」が、冬場には「ちょっとこの部屋乾燥してない? 」に変わると暴露され、これには松本も大爆笑。また『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)の「グルメデスマッチ」のコーナーでは、MCの吉村崇(平成ノブシコブシ)との絡みで、俺様キャラの松本の珍回答に鋭く吉村がツッコむという、お約束の流れが定番している。

ジャニーイズムを継承する演出家としてのこれから

 8月30日の『関ジャム 完全燃焼SHOW』(テレビ朝日系)では、先日放送されたゴールデンSPの完全版として、松本が中村正人(DREAMS COME TRUE)、ヒャダインと共に出演した際のライブ演出に関する未公開トークも放送された。松本が考案し、現在ではジャニーズをはじめ多くのアーティストのライブで取り入れられているムービングステージについて、リハーサル中に地震が来たと明かし、結果的にステージの構造が強固なものであると実感できたと告白。また、実現できなかった演出として会場に巨大なジェットコースターを設置し、オープニングに使えないかと提案したところ、誰からも賛同を得られなかったと明かし、スタジオが笑いに包まれた。

 同番組では自身のグループをはじめ、なにわ男子などの演出も手がける大倉忠義(関ジャニ∞)も嵐のライブに度々足を運んでいることに触れ、「こんな細かいところまでこだわっている」と驚くと同時に、その体験がJr.に対する正統派のジャニーズらしさを演出することにも役立っていると告白した。ジャニー喜多川氏の演出について「自分のエンターティメントの根源というか、どこを切ってもその血なんじゃないか」という松本。後輩グループからもアドバイスを求められれば多忙な時間を削って快く応じ、過去にはKing & Princeのライブ演出の一部などを手掛けている。また藤井流星(ジャニーズWEST)のように、ライブや海外に同行し、松本の演出を学びたいという後輩も増えている。松本は、これからも後輩から求められればアドバイスをしていきたいとも語った。

 松本が滝沢秀明と共に演出の面でジャニーイズムを継承していく筆頭となっていることは揺るぎない事実である。同時に、嵐としてはもちろん、俳優としてドラマや映画、舞台など、個人の活動でもより一層の活躍を期待したい。

■北村由起
ライター・エディター。出版社勤務、情報誌編集長を経てフリーに。情報誌、webマガジン、ムック等を中心に執筆。ジャニーズウオッチャー。

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