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蒼井優、竹内結子、松原智恵子、山崎努が家族に 映画『長いお別れ』

CINRA.NET

19/1/24(木) 5:00

©2019『長いお別れ』製作委員会

映画『長いお別れ』のキャストが発表。あわせて特報とティザービジュアルが公開された。

中島京子の同名小説を、『湯を沸かすほどの熱い愛』などの中野量太監督が映画化する同作。父・東昇平の70歳の誕生日会で、厳格な父が認知症になったことを告げられた娘たちが、次第に記憶を失っていく昇平の様子に戸惑いながらも向き合うことで、自分自身を見つめ直していく7年間の物語が描かれる。公開は5月。

出演が明らかになったのは、蒼井優、竹内結子、松原智恵子、山崎努。蒼井優は恋愛も夢もうまくいかず思い悩む東家の次女・芙美役、竹内結子は夫の転勤でアメリカに移住した長女・麻里役、松原智恵子は夫と娘を献身的に支えてきた母・曜子役、山崎努は認知症を患う元中学校校長の父・昇平役をそれぞれ演じる。また麻里の息子・崇役にオーディションで選出された蒲田優惟人がキャスティング。

ティザービジュアルは、遊園地のメリーゴーランドの前で、東家の記念写真を意識して撮り下ろされたもの。楽しそうな家族と状況がわからず顔をしかめる昇平の姿が捉えられている。

あわせて公開された特報では、芙美と麻里がメリーゴーランドに乗る父・昇平に手を振る様子や「ゆっくり記憶を失っていく父との、お別れまでの7年間」というナレーション、父と娘の「あんた誰だ?」「麻里だけど」というやりとりなどが確認できる。

蒼井優のコメント

私が演じた芙美は、よしておけばいいのにと思うようなことをついやってしまう、でも笑えるほど不器用でもない、というちょっと不憫なタイプの女性です。そんな彼女が30歳を超えてもう一度家族から学ぶことの大きさが大切なのかなと思いながら演じました。
東家の皆さんとの共演はとても光栄でした。お芝居とは何なのかを山崎努さんの御本で学んで来た私にとって、まさか山崎さんと同じ画面に入れる日が来るなんて思ってもいませんでした。今思い返しても夢のような時間で、感動の連続でした。松原智恵子さんと竹内結子さんは、お二方が家族でいて下さる事が心強く、毎日本当に助けていただいてばかりでした。言葉では言い表せないほど感謝しています。

竹内結子のコメント

クランクインの前に監督が、一つの家族として始められるように、東家のリハーサル時間を設けてくださったので、安心して撮影に入る事ができました。
姉妹の会話のシーンの撮影中、監督には「麻里さんがリズムを作ってほしい」と言われていました。私の今までのお芝居ではやったことのない、監督の独特のテンポを指示されたので、新しいものが見られるのでは、と完成を楽しみにしています。

松原智恵子のコメント

認知症という暗くなりがちな話を、あたたかでユーモラスに描いた作品です。曜子の優しさと明るさをどうすれば出せるかと悩んでいた私に、中野監督は「明るく軽やかに、段々良くなってきましたよ。もう一度やってみましょう」と何度も辛抱強くやさしく「叱咤激励」をしてくださいました。時々落ち込む私(曜子)に、認知症の夫は無言のあたたかな眼差しを、明るい娘達はそれぞれ色々な問題を抱えながらも包み込むようなハグを...私自身が介護されて支えられていた毎日でした。そんなやさしい、あたたかな撮影現場でした。

山崎努のコメント

原作を読んでいる時、この役のオファーが来るのではないかとの変な予感がありました。その予感が当たり、不思議な心持がしています。
中野監督のことは、前作や脚本に触れるにあたり、大変な才能だと思っておりました。実際に現場で一緒に仕事をしても、見事な演出で、感服致しました。
認知症の家族を持つ友人がいるのですが、彼はとにかく「笑うことが大事」だと言います。この作品が何より素晴らしいのは、認知症という扱いにくい題材に対し、おかしみの要素をうまく取り入れてユーモアを失わずに作り上げたところだと思います。

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