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JO1 鶴房汐恩から豆原一成、大平祥生まで……“ジャム作り”動画が完結 個性あふれる映像をピックアップ

リアルサウンド

20/6/11(木) 6:00

 6月7日、YouTubeにアップされてきた「【JO1:MISSION】メンバーカラーに合わせてジャムを作ってみた」シリーズが、メンバー全員分出揃った。先日、リーダーの與那城奨からスタートした同動画シリーズの前半分に注目し、動画から見えるそれぞれのキャラクターを分析した。今回は後半戦となる鶴房汐恩、豆原一成、木全翔也、白岩瑠姫、大平祥生をピックアップしたい。

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 後半戦トップバッターは、鶴房のゴマジャム作り。常にお笑い要素を入れてくる鶴房だが、今回もいろいろとツッコミを入れたくなる動画であった。まず、ごま60gを計測するが、少しこぼしてしまい59gにしかならない。どうするのかと思っていると秤の上に指を乗せ、「こうしたら60gになるんで、まあ大丈夫でしょう」。ごま59g、鶴房1gという先行き不安な計量でスタートした。その後も、「こんなもんでしょう」と目分量で牛乳を足したり、フードプロセッサーを三三七拍子で回してみたり、出来上がりをみて「コンクリートみたい」と例えたり。クスッとしてしまう要素が盛りだくさんだ。だが、やる時はやるのが鶴房である。最後には「僕が大好きな皆さん、これを作ってみてもいいんじゃないでしょうか」と鶴房JAMの心を鷲掴みにしていった。この予測不可能さは、まさに“怪獣”だ。

 続いてアップされたのは、最年少センターである豆原のりんごジャム作り。この動画を見ると、“エアおかん芸”が止まらなくなる。豆原は雑誌やテレビなどでのコメントがしっかりしていたり、『PRODUCE 101 JAPAN』(GYAO!/TBS系)でダンスも歌も評価が高かったりと、年上メンバーたちよりも抜かりないイメージだったが、この動画は見ていて非常に危なっかしい。りんごの芯を取ったことがないと言い、ハラハラする包丁さばきで芯取りをしているところは代わりたくなるし、砂糖を75g計量するときもおそらく容器の重さ込みで計量していて図り直してあげたくなる。いつもと少し違う等身大の豆原の素顔が垣間見えたと同時に、年相応の可愛らしさにキュンとした人も多いのではないだろうか。

 3番手は、木全の紫イモジャム作り。後半戦メンバーの中で一番安心して見られたのは彼だろう。牛乳も計量カップを使って寸分違わず測っており、包丁さばきもお見事。フードプロセッサーに砂糖を加えるときも満遍なく振りかけ、味見するときも味見専用スプーンを使うなど、几帳面さが出ていた。さらに工程説明も分かりやすく、作業に夢中になって無言になることもない。だが、同じく安心して見られた與那城とは違い、フードプロセッサーが暴れだしたり、バターを加えた時になぜか爆笑したりと、木全の不思議な魅力も散りばめられていた。ついつい何度でも見直したくなる、癖になる動画である。

 続く白岩のミルクジャム作りは、動画アップ前からJAMたちから心配されていた。というのも、白岩は料理が苦手と公言しているからだ。それを察したのか、白岩のミルクジャムは包丁を一切使わず、材料を混ぜて煮詰めるだけというシンプルなもの。それでも、ミラクルが起きるのが“持っている男”・白岩だ。煮詰めはじめてすぐにIHヒーターが壊れ、コンロで代用したり。バニラエッセンスを加えようとして、蓋を入れてしまったり。JAMに寄り添い、甘いセリフもお手の物の白岩だが、普通なら起こらないようなミラクルを起こしてしまう。このギャップこそ、彼の魅力である。

 そしてトリを飾ったのは、大平のプリンジャム作り。大平はメンバーから「見た目も行動もふわふわしている」とされる一方で、「真面目で努力家、ストイック、めっちゃ男」と真逆の印象が語られてきた。今回の動画でも、その両方が出ていたのではないだろうか。動画のテロップにもあったように、「多分これやろ」とレシピは見ずに調理し、コンスターチやバニラエッセンスを適当に加えるなど、“男の料理感”が溢れる。かと思えば、ゆるゆると踊りながら砂糖が溶けるのを待ったり、卵黄をニコニコしながらかき混ぜたり、ふわふわな部分もしっかり出ていた。かわいらしいのに大雑把、という大平の沼が再確認できた動画だった。

 これで、11人全員のジャム作り動画がアップされた。JO1の活動がなかなか見られない中、彼らの素顔が垣間見えた素晴らしい企画だったのではないだろうか。再び新しい企画、【JO1:MISSION】シリーズがアップされるのを心待ちにしたい。(高橋梓)

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