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『乃木坂46 4期生ライブ2020』は個々人が輝くものに? 16人体制、新曲披露、特別ユニットなどの注目ポイント

リアルサウンド

20/12/6(日) 6:00

 乃木坂46 4期生による配信ライブ『乃木坂46 4期生ライブ2020』が、本日12月6日にオンライン開催となる。

 先日、12月3日で初お披露目から2周年を迎えた4期生。日本武道館で開催された『4期生お見立て会』の映像は、現在「のぎ動画」でストリーミング配信されているが、改めて見直すと初々しいメンバーの自己紹介や「ぐるぐるカーテン」「制服のマネキン」「インフルエンサー」3曲のパフォーマンスに懐かしさを覚えると同時に、この2年間での大きな成長をも感じさせる。

 半年後の2019年5月には、横浜アリーナで4期生初のワンマンライブを開催。「4番目の光」で幕開けした公演の目玉は、シングル表題曲での全員センター企画だった。アイドルフェスへの出演を経て、同年11月、国立代々木競技場 第一体育館にて行なった『3・4期生ライブ』。2020年2月、4期生に追加で配属が決定した5名が『8th YEAR BIRTHDAY LIVE』にて名古屋ドームという大会場でお披露目に。そして、今回満を持して16人としての4期生、初の公演が開催される。10月の『TOKYO IDOL FESTIVAL オンライン 2020』が、ライブとしては初めての16人でのパフォーマンスであったが、単独では今回が正式なものに数えられる。

 今日に向けて、16人は様々な場所からライブの魅力を伝えてきた。そのメインとなったのが、4期生ウィークと題して2週にわたってメンバーが代わる代わる出演したSHOWROOMの「のぎおび⊿」配信。ライブ内で披露するユニット、当日用意される4つのステージ、アフター配信のメンバーリクエスト曲、4期生の新曲が初披露となることなどが、配信内ではアナウンスされている。

 注目は、最終日に目玉としてお知らせされた26thシングル『僕は僕を好きになる』収録の4期生曲だろう。MVの再生回数が1500万回を突破し、音楽番組でも披露された「I see…」は、4期生曲としてだけでなく、乃木坂46の枠を超えて独り歩きしていったヒット曲に成長した。「I see…」に続くナンバーとして期待がかかる今回の新曲は「一緒に踊りたくなるようなかわいい楽曲」とのこと。キャッチーで明るく、耳に残る曲調に、16人初めての4期生曲としてダイナミックに動くフォーメーション。そして、一番は公式Twitterでもメンバーが披露している“猫パンチ”のような真似しやすい振りがポイントだろう。

 次に触れたいのは、公式Twitterでも告知されている16人が6つに分かれてのユニット曲。組み合わせは、下記の通り。

(1)「黒見明香×清宮レイ×松尾美佑」
(2)「柴田柚菜×弓木奈於×掛橋沙耶香×筒井あやめ」
(3)「遠藤さくら×早川聖来」
(4)「林瑠奈」
(5)「北川悠理×佐藤璃果×田村真佑×矢久保美緒」
(6)「賀喜遥香×金川紗耶」

 (1)は同い年の3人。4期生の中でも特に笑顔の印象が強いメンバーで、そんな3人に似合う楽しく可愛い楽曲が披露される。(2)では、掛橋と筒井がある楽器を演奏。(3)では、先輩メンバーのある楽曲を緊張の中、遠藤と早川が表現豊かなダンスでパフォーマンスする。林のソロの(4)はノーヒントとなるが、田村と松尾曰く、歌の上手な林が堪能できるとのことだ。キャッキャと可愛いムードに包まれた(5)の4人。ある先輩が関西弁で「ほんまに嬉しい~」と言っていたという田村のコメントが大きなヒントになりそうだ。ラストは『ノギザカスキッツ』(日本テレビ系)のコント「やんちゃなやんちゃん」でもお馴染みの2人。賀喜と金川の息ぴったりな掛け合いはライブにも活かされるのか、注目だ。

 ほかにも「メインステージ」「ダンスステージ」「イルミネーションステージ」「乃木ルームステージ」の4つのステージの個性を活かした振付や配信ならではの演出、アフター配信のパジャマパーティーで披露されるメンバーリクエスト2曲も見逃せないポイントだ。今回の4期生ライブに向けた期間を通して感じるのは、さらに深まった4期生の絆。そこには「新4期生」という言葉はなく、まるで始めからの同期のような雰囲気の16人がいる。林がソロでパフォーマンスをすることが物語っているように、かつての横浜アリーナでの公演を想起させるような、一人ひとりが輝くライブが展開されるのではないだろうか。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

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