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ぴあ

いま、最高の一本に出会える

『イメージの洞窟  意識の源を探る』ゲルハルト・リヒター 《MV.6》〈Museum Visit〉より 2011年 発色現像方式印画にエナメル 東京都写真美術館蔵  (C)Gerhard Richter, courtesy Wako Works of Art

立川直樹のエンタテインメント探偵

東京都写真美術館で観た3つの展覧会。パワーや情熱は相当なものだった!

隔週水曜

第36回

19/10/30(水)

前回の最後に予告めいたことを書いたが、9月30日に東京都写真美術館で観た3つの展覧会のパワーは相当なものだった。「洞窟」という視座から、現実と写真、歴史・社会と身体・存在をとらえなおし、現代から未来へつなぐ「像・イメージ」を再考しようという試みを形にした『イメージの洞窟  意識の源を探る』展の特別鑑賞会に出かけた際に、他のフロアで開催中の『TOPコレクション イメージを読む 写真の時間』と『しなやかな闘い ポーランド女性作家と映像  1970年代から現在へ』展を一挙に観ることができたのだが、8月に大阪・堂島リバーフォーラムで開催されていた『シネマの芸術学』にも作品が出品されていたフィオナ・タン、ゲルハルト・リヒターに、北野謙、志賀理江子、オサム・ジェームス・中川という作家が加わって会場を埋めた作品は、それぞれが微妙に絡み合って実に不思議な空間を作り出していたし、その一体感はウジェーヌ・アジェやロバート・キャパ、ウィリアム・クライン、シンディ・シャーマン、ジョナス・メカス、杉本博司、奈良原一高、森山大道……といった写真史に輝ける足跡を残している作家の作品を、東京都写真美術館の3万5千点を超えるコレクションの中から選び抜き、構成した『…写真の時間』からも感じとれた。

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