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嵐にとって2020年は特別な1年にーー『嵐ツボ』『VS嵐』が生む“みんなが笑顔で過ごす仲睦まじい時間”

リアルサウンド

20/1/3(金) 6:00

 本日1月3日の夜は、嵐一色。夕方4時15分からは『嵐ツボ』、夜6時からは『VS嵐2020賀正 新春豪華3時間スペシャル』(共にフジテレビ系)と、目白押しだ。今や、日本の年末年始に欠かせなくなった嵐の特番。今年は、どんな内容で私たちを楽しませてくれるのか。12月28日から1月2日にかけて、こちらも恒例となった『こたつDE嵐』(フジテレビ系)が放送され、今夜の見どころを紹介してくれた。

(関連:嵐の5人がトークで発揮する最高のチームワーク 『嵐ツボ』で迎えた新年初笑い

 『嵐ツボ』は、これまで誰もランキングしていないことを番組独自調査して作成する「まだ決まってないランキング」を、憧れのプライベートジェットで実施。また、大人気の「ナンジャモンジャ」を『嵐ツボ』オリジナルver.で行なうというのだから、盛り上がること間違いなし。さらに、毎年大好評のマネージャーアンケートも。

 なかでも注目したいのが、大野智がA.B.C-Zの塚田僚一とサシ飲みロケを決行。メンバーや両親への率直な想いを語っているという。『こたつDE嵐』では「どうだった?」と二宮和也から聞かれた大野が「う~んって感じ」と言葉を濁す場面も。きっとふだんなかなか言えない想いが吐露された証ではないだろうかと深読みしたくなる反応だ。

 さらに「この番組にしか流れない」(松本潤)、「新たな我々の情報も出てくる」(櫻井翔)と、期待を高める言葉が次々と出てくる一方で、メンバーがメンバーへのイメージでアンケートを取った件について話が進むと、「反省だね、反省!」(相葉雅紀)と、何やら悶絶の表情を浮かべる5人。果たして、どんな結果が出たのか、こちらもオンエアが待ちきれない。

 そんな5人の相変わらずな関係性にほっこりしたあとは、様々なゲストと絡んでいく嵐を堪能できる『VS嵐』のスペシャルが待っている。ラグビー日本代表VS福岡ソフトバンクホークスとのアトラクション対決では、本編で放送されなかったアクシデントも紹介された。ピンボールランナーで使われるくす玉をベテラン美術スタッフが、トーク中に仕込み直そうとするも、糸が絡んで悪戦苦闘。

 なかなか進まない作業に、スピードワゴン井戸田潤や原口あきまさが芸人魂を発揮。率先してネタを披露して場を繋げるも糸はほぐれず……。アンタッチャブル山崎弘也が、2人に無茶振りをする形で、さらに盛り上がりを見せたが、結局テープで応急処置をすることになり、笑いを誘った。そんな和気あいあいとした雰囲気を振り返りながら「ありがたいね」とつぶやく二宮たち。

 美術スタッフの名前を取って「アキラ事件」と名づけられたこのアクシデントに、「本編で放送されないんじゃ本当に事件じゃないか!」とツッコミ笑い合っていたが、こうした嵐とスタッフとの信頼関係、そしてゲストへの感謝が、この愛される番組を作っているのだと改めて感じさせる。

 また特番の、もう一つの目玉となるのが、ババ抜きで闘う「BABA嵐」。仲間由紀恵や寺島進などが豪華俳優陣が続々と登場し、シンプルなゲームに一喜一憂する姿が見られるのも、この番組ならでは。今回は、木村拓哉も参戦し、ゆりあんレトリィバァと心理戦を繰り広げるという。

 ちなみに先日、木村が主演したスペシャルドラマ『教場』の完成披露試写会では、この「BABA嵐」で、ゆりやんレトリィバァから「木村さん、コンビニいかはるんですか?」と聞かれたと、声色をモノマネしながら明かしていた木村。そんなエピソードからも、真剣勝負でありながら、番組の和やかな雰囲気が伝わってくる。

 この誰もがやさしい気持ちになる和やかな空気こそ、私たちが新春に求めているもの。だからこそ、これほど年末年始に嵐の特番が好評なのだろう。ご存知の通り、嵐は今年の12月31日をもって活動を休止する。その発表に、多くの人が打ちひしがれたのは、彼らに投影してきた“みんな笑顔で過ごす仲睦まじい時間”そのものが遠くに行ってしまうような感覚に陥ったからかもしれない。

 だが、彼らはその結論を発表してもなお、より一層笑顔が絶えないグループとして私たちを安心させてくれている。1月1日にオンエアされた『嵐にしやがれ元日スペシャル』(日本テレビ系)では、相葉が大野に「俺らとしてもすげー大事な年。(2020年12月31日まで)走りきりました、どうするの?」と率直に問いかけるシーンがあった。「どうしようかな」と困ったように笑う大野の口からは、「急に会わなくなるの寂しい」という言葉が溢れる。そんな大野に「2021年1月1日、飲み行こうよ! 5人で飲みたいね」とくしゃくしゃに笑うのだった。

 もしかしたら、次の年末年始は5人だけの“こたつDE嵐”が開催されるかもしれない。そこでは今年の思い出話に華が咲き、彼らだけのランキングで盛り上がり、ババ抜きだって行なわれるかも。そんなことを想像させ、つい微笑んでしまうのも、嵐ならでは。相葉が言ったように、今年は嵐にとって特別な1年となる。その一つひとつの思い出をしっかり刻みつけるべく、まずは今夜の特番からじっくりと楽しみたい。(佐藤結衣)

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