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ぴあ

いま、最高の一本に出会える

ミュージカル『王様と私』チラシ

大島幸久 このお芝居がよかった! myマンスリー・ベスト

7月のベストは『王様と私』、 渋味の増した村上弘明が、 “主演男優特別賞”!

毎月連載

第9回

19/7/31(水)

7月に観たお芝居myベスト5

① ミュージカル『王様と私』東急シアターオーブ(7/15)
②文学座『ガラスの動物園』東京芸術劇場 シアターウエスト (7/1)
③ 『チック』シアタートラム(7/19)
④青年劇場公演『みすてられた島』紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA (7/6)
⑤映画演劇文化協会『REEFER MADNESS』新宿村LIVE(7/4)

*日付は観劇日。7/1〜31 までに観た30公演から選出。

ミュージカル『王様と私』より 撮影:引地信彦

文句なしにベスト1は『王様と私』。完璧、パーフェクトと言いたい。渡辺謙は主演男優賞、ケリー・オハラは主演女優賞である。

舞台装置がまず効果的。シンプルだが、スピーディな転換だからグイグイと1860年代の世界に引き込まれる。演出はテーマ性を明確に提示している。岩盤のように強固な異なる文化の相互理解は難しい。だが、諦めてはいけないのだ。それをエンタテインメントとして描いた。俳優には役柄を忠実に演じるように求めた。

渡辺のシャム王には驚かされた。英語の台詞は淀みがない。権威や伝統、国の安定を守る苦難、父としての愛情など魅力あふれる王様。ケリーの家庭教師アンナは歌唱力が圧倒的だ。特に亡き夫との恋、その思い出を歌う場面は素敵の一言。ふたりが踊る『シャル・ウィ・ダンス?』はふたつの文化が溶け合う一瞬に見えた...

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