サンダンス映画祭でグランプリと観客賞受賞、「ミナリ」3月に日本公開
20/12/24(木) 18:00
「ミナリ」
「ミッドサマー」のA24と「それでも夜は明ける」のプランBエンタテインメントがタッグを組んだアメリカ映画「ミナリ」が、3月19日より東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国で公開される。
第36回サンダンス映画祭でグランプリと観客賞を受賞した「ミナリ」で描かれているのは、農業で成功することを夢見て1980年代に米アーカンソー州へ移住してきた韓国人一家の物語。荒れた土地とボロボロのトレイラーハウスを見た妻モニカは、いつまでも心が少年のままな夫ジェイコブに危険な匂いを感じるが、しっかり者の長女アンと好奇心旺盛な弟デビッドは新天地に希望を見つけていく。間もなく毒舌で破天荒な祖母も加わり、心臓に病を持つデビッドと一風変わった絆を結ぶ中、水が干上がり作物が売れないという状況に。さらに思いもよらぬ事態に襲われながらも、一家は困難を乗り越えていく。
ジェイコブを演じるのはドラマ「ウォーキング・デッド」や「バーニング 劇場版」で知られるスティーヴン・ユァン。モニカを「海にかかる霧」のハン・イェリ、祖母を「バッカス・レディ」のユン・ヨジョンが演じた。監督を務めたのは、ハリウッド版「君の名は。」も手がけるリー・アイザック・チョン。なおタイトルの“ミナリ”とは韓国のセリのことで、独特の香りと歯ごたえに特徴があるが2度目の収穫のほうが美味とされており、成長した子供の幸せを願う親の気持ちが込められている。
Photo by Melissa Lukenbaugh, Courtesy of A24
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