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夏帆やシム・ウンギョンがTSUTAYA新人発掘企画の発表会に出席、今年の受賞作も決定

ナタリー

18/11/15(木) 20:21

「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2018」新作製作発表会の様子。左からシム・ウンギョン、夏帆、箱田優子。

「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2018」の新作製作発表会と最終審査会が、本日11月15日に東京・恵比寿ガーデンプレイス ザ・ガーデンホールで開催された。

カルチュア・エンタテインメントとTSUTAYAが主催する本プロジェクトは、映像クリエイターと作品企画の発掘、育成を目的としたもの。プロ・アマを問わず60分以上の実写映像化が可能な企画書を募集し、受賞者に5000万円以上の資金が支援され、制作体制のバックアップも行われる。過去に同企画からは、長澤まさみと高橋一生の共演作「嘘を愛する女」や、池田エライザが主演を務めた「ルームロンダリング」が誕生した。

新作製作発表会では、2016年に準グランプリを獲得した「ゴーストマスター」と、同じく2016年に審査員特別賞を受賞した「ブルーアワーにぶっ飛ばす」の製作が発表され、両作とも2019年の劇場公開が決定した。「ゴーストマスター」は、映画への愛と信念が宿った脚本を長年温めていた助監督を主人公とする作品。監督のヤング・ポールは「いろんな新しいアイデアが入って、自分でも思ってなかったところにたどり着きました」と述べ、「映画への愛憎が詰まっているのが魅力。映画好きにも、やりきれなさを感じたことがあるすべての人にも届く作品になっています」とアピールした。

「ブルーアワーにぶっ飛ばす」からは、キャストの夏帆、シム・ウンギョン、監督の箱田優子が出席。本作は、30歳のCMディレクター砂田が、自由奔放な友人の清浦を連れて地元・茨城に帰る物語だ。砂田を夏帆、清浦をシム・ウンギョンが演じるほか、渡辺大知、ユースケ・サンタマリア、でんでんも出演する。夏帆が「箱田さんの物を見る視点が自分にすごく似ていると感じたんです。この監督と一緒だったら戦えるなって」と箱田に視線を向けると、2人は「死ぬかと思った」「戦いましたよね」とほほえみ合う。砂田を「本当に大好きな役」と話した夏帆が「この役をいただいたときに、今自分が一番やりたかった役と巡り会えたと思いました。だからこそ、自分をすべてさらけ出すつもりで撮影に臨みました」と振り返ると、箱田は「泣いちゃうぞ!」と照れ笑いをしつつも胸がいっぱいの様子を見せた。

シム・ウンギョンも「とても面白い監督で、撮影中も寄り添っていただきました」と箱田に感謝を伝える。また、2018年の特別審査員としてイベントに出席し、本作にも出演している南果歩は「監督はこの通り、現場でも一番元気な方。でも、カメラの隣に来ると保護色になって、みんなを見守るスタンスに立つんです。撮影のチームワークも素晴らしく、茨城ロケもぜいたくな時間でした」と箱田を称賛。箱田は「いち観客として本当に面白いなと思う作品になりました。監督にしていただいて、この場に感謝をしております」と笑顔を見せた。

続いて本年度の受賞作が発表に。グランプリは該当なしという結果になり、2つの準グランプリには「先生、私の隣に座って頂けませんか?(仮題)」の堀江貴大と、「妊娠してる場合じゃないの!(仮題)」の大川五月、審査員特別賞には「Mirror Mirror(仮題)」の塩田悠地が輝いた。堀江は「ずっとこの映画のためにやってきたので、本当にうれしいです」と、大川は「新たな未知の世界に入るチケットをいただいたような気持ちです」と、塩田は「ほかの作品も素晴らしかったので何か獲れたらいいなくらいの気持ちだったのですが、まずは手伝ってくれたみんなに感謝を伝えたいです」とそれぞれ喜びを語った。

また、イベントには「ルームロンダリング」監督の片桐健滋も登壇。片桐は初監督作となった同作について「思っていたこと全部はできませんでしたが、7割くらいはできました。この作品からの派生でいろいろなお話もいただいたので、時間が経つのが早かったな」と振り返る。また、今後のTSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILMへの応募者に向けて「『あんなこといいな、できたらいいな』というのを書いて送るだけでもしたほうがいいと思います。結果はあとから付いてきますよ」とエールを送った。なおドラマ「ルームロンダリング」は、MBS / TBSのドラマイズム枠で放送中。映画「ルームロンダリング」のDVDは11月21日に発売される。

TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2018

グランプリ

該当なし

準グランプリ(TSUTAYAプレミアム賞)

「先生、私の隣に座って頂けませんか?(仮題)」/ 堀江貴大

準グランプリ(Flimarks賞)

「妊娠してる場合じゃないの!(仮題)」/ 大川五月

審査員特別賞

「Mirror Mirror(仮題)」/ 塩田悠地

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